サポートセンター名古屋で支援している<まる>です。
最近、東大さんの記事が少ないけれど疲れてやめてしまったのではないかというような問い合わせをいただきました。
元気にやっていますよ!!
そんな東大さんは本を読むのが大好きです。
サポートセンター名古屋は発達障害に関する書籍を毎月かなりの数、購入しています。
しかし、スタッフは目次を読んで気になったところだけ読んで、他のスタッフと共有する程度です。
書籍を読む時間が日々の支援の中で残されていないのです。
そんな中、比較的マイペースで読書に励んでいるのが東大さんです。
最近、東大さんが読んだ中での感想文をもらいました。
以下東大さんの記事です。
東大さんこと大野 56歳 FOREVER YOUNG !!
親子で向きあう発達障害
〜あなたはたまたま選ばれただけ〜
(植田 日奈 著)
臨床心理士である著者が『子どもの発達障害に不安を抱える母』に向
今、巷にあふれる発達障害に関する知識やテクニックを身につけるこ
1)障害の特性がある、ないにとらわれず、その「程度」が問題で
2)特性にとらわれず「二次障害」を予防することに集中すること
3)子どもの将来の見通しを立てること
4)子どもがいつでも他者に助けを借りられる子になるように育て
そのために大切なこととして子どもをよく理解し、
・できることの限界を見極め、時にはハードルを下げてあげること
・親が笑顔を絶やさないようにする。できないことはしない。親も
・頑張ればいつか人並みになれる、親の死後自立できるんだ、とい
感想
①想定される読者層は明らかに未成年、しかも小・中学生までの当
文章は読みやすくその明快なアドバイスは希望を与えるでしょう。
ただ著者も少し述べているように親の方はよっぽど達観してなけれ
日本の社会に残る”画一性”とか”世間体”とか”差別”といっ
②生活上の困難さが克服できなかった上に周囲や家庭、特に親の理
その改善には時間がかかります。
フラッシュバック、パニック、PTSDなどの体験の刷り込みは大
この本を読んでこんなことを連想しました。
このような激しい二次障害を示す当事者の親が知的で社会的に高い
言葉には出さなくても一般家庭より子どもへの要求が高く『人並み
子どもも親の期待に応えようと過剰に適応し必死に頑張った末にス
こんな時、家族は「特に問題がなかったのになぜ突然こうなったのか
後で考えると予兆のようなものがあったかもしれません。
③当事者の兄弟姉妹にも気遣いを。という部分は納得できました。
もちろん定型発達の子でも平穏ではいられないでしょう。
④「必要な時に支援を受ける心の準備ができていることが凸凹を持
もちろん信頼関係があってこそですが。
一方大人の引きこもりに対してその『心の準備』をしてもらうこと
大人の当事者は言葉は悪いですが、もう若くなく希望を失っています
だからこそ希望を実感してもらうことが大事だと思います。
⑤親の会について明言は避ているものの否定的なようです。
社会、制度、学校など個別の機関、人の悪口大会に終始しがちなこ
「他の子に目を向けず、自分の子どもがどう成長してくれることが幸
これが著者のスタンスです。
サポートセンターが関われるのは義務教育終了後からのお子さんです。
何か心配ごとがあれば、一度ひなママさんに問い合わせてみたらいかがでしょうか。
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