専属のコーチがいれば早く上達できる
《サポートセンター名古屋事務局から無料相談会のお知らせ》
2月度は2月18日(土)曜日から2月24日(金)曜日までで行いますので、ご利用ください。
期間中は朝10時より夜7時までの間で無料相談会をいたします。
場所は名古屋事務所(JR名古屋駅から徒歩10分)になります。
先着順ですのでお早めにお問い合わせください。
なお私たちでは支援ができない場合はお断りをする場合があります。
ご了承ください。
お問い合わせ番号 サポートセンター名古屋事務局 052-564-9844
またはyouthnagoya@gmail.com
お名前と住所(◯◯市)、ご本人の性別、年齢、どのような状況かをお聞きします。
またはメールにてお問い合わせください。
折り返し「カルテ」を送信しますので書き込んで送り返してください。
サポートセンター名古屋
その人は高校を出ることが精一杯だった。
大学には入学したが不安が強くなりすぐに大学には通えなくなった。
高校と違って大学は自分で色々と決めなければいけないことが多くて、そこまでの気力はのこっていなかった。
ご両親はとてもおとなしい性格で、ひきこもった息子さんに対してまむかって話すことはできなかった。
あっという間に時は経ち、その人は50歳を超えた。
30年間家からほとんど出たことがない。
30年間家族以外の人と話したことがない。
その人に会うまでに1年がかかり、支援につながるまでにまた1年。
3年目にして「もう一度やり直したい。」と初めて言った。
そして今フィリピンで活動している。
フィリピンでやっていること。
ボーリング、カラオケ、ボランティア、釣り、サーフィン、ダイビング、英会話。
やりたいことは何ですか?
僕たちはそんなことは質問しない。
したって、「別に」というだけだから。
30年間何千人の人たちと関わってきてわかっている。
「楽しい!!」と彼が言う。
「そうですか。楽しいですか。」と僕らはあっりと受け流す。
「今まで何をしてきたんだろうか。」と彼がため息をつく。
必ずみんなそう言います。
楽しいと感じている自分は50歳を既に超えていることもまた現実。
そのことに意識がいった時、ひどく落ち込む。
そして暴れる。
「あいつらのせいでこうなったんだ。」
怒りの矛先は両親へ向く。
30年間現場で支援をしていて、「中学校や担任の先生のせいだ。」という人と出会ったことがない。
すべてが両親のせいだとなる。
もちろん冷静に考えれば自分が悪いんだとみんな思うようになるけれど、客観的に考えることができるまでにまた時間がかかる。
ただ今日僕たちがわかったことは1人の50代で30年間まったく親以外と交流がなかった人が、「残りの人生を精一杯生きていく。」と決断したこと。
まだこの人の支援は半ばです。
身辺自立、経済的自立、仕事、結婚、子ども・・・・・・。
気を抜かずにさらにギアを入れて頑張っていきましょう。
僕たちが彼にとっての唯一の希望なんだから。
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