ともだち・・・ ありがとう。友達でいてくれて
前期が終わった。
11月中旬まで3週間近くの休暇に入ります。
前期最終授業が終わり、自宅に帰ろうとしたおいらに友達のチェンが話しかけて来た。
「ヒロ、色々とありがとう。君のおかげで、なんとか踏みとどまれたよ。」
チェンは中国人とインドネシア人とイギリス人の血が混じった男。
熱心なイスラム教徒の家庭に生まれて、彼自身も熱心だ。
その熱心さが少し周りと摩擦を起こしてしまった。
その仲裁に入ったのが俺だった。
はい、すみません。サポートセンターから言われたことを無視してしまいました。
「大学在学中は自分のことだけ考えなさい。」の掟を破りました。
「ヒロ、明後日から実家のジャカルタに帰るけれど、一緒に来ないか?」
「もちろん君の分のチケットも購入するよ。お母さんが連れておいでってうるさいんだよ。」
「えっ、本当に?うれしいな。でも残念だ。僕には用事があってね、君の優しさには感謝します。優しいお母さんに、『ありがとう。』と言っておいてください。」
そう返して、トイレに駆け込んだ。
俺のハートはドキドキになっていた。
そんな誘い一度も受けたことがないからね。
チェンには余裕をぶっかましたけどね。
それに違う人たちといると、自分のおかしさがばれてしまって、変人や狂人扱いされるのが未だに不安なんです。
チェンにも、もちろん言いましたよ。
「おいら、程度の悪いアスペルガーな男。近づくと凶暴につき・・・・・・」
「えっ、ヒロが程度の悪いアスペルガーだって??」
「何かの間違いでしょ。」
何かの間違い
何かの間違い。
間違いなのか。
「そんなわけはあらしまへんで。ヒロさん。」(ゴリ男談)
だよね。
昔の俺を知らないから言えるわけでして。
「まあ、素直に喜んでいいんだよ。」(ゴリ男談)
素直に喜びます。
まあそんなこんなで前期終了。
で、おいらはすぐにサポート軍団モビルスーツに着替えて、巡回態勢に入った。
この世に発達障害の2次障害がはびこる限り、おいらのアドバイスがお役に立つ!!
シャキーン。
決まった!!
このポーズ好きなんですよ。ちなみにハゲもこれが好きですよ。
一連の一人芝居を居間で見ていたスタッフたちが大笑いした。
「ヒロさんいいね、幸せなんだ。」
「生きていて良かったね。」
「生かされたんだよ。」
「本当にね。」
昔のおいらを知る◯◯スタッフが目頭を押さえた。
ゴリ男も目をうるうるさせていた。
突然正気に戻った俺。
「勘弁してくださいよ!!しんみりは嫌ですよ。」
涙がこぼれそうになる自分を見られたくなくて、おいらは外に出た。
灼熱の光が今はなんだか心地いい。
ここはフィリピン最南端の町。2016年10月22日午後2時頃。
※
コメントをいただきました皆様ありがとうこざいます。
おいらが上から目線で書いているというご意見が3件ありました。
ありがとうさごいました。
ご意見を大切に受け止めます。
とにかく他の人たちを批判してはいけない。
ということですよね。
そんな風にはあまり感じないので引き続き「当事者が何を感じていたのか」「どうして欲しかったのか」を書いてくださいというご意見が多かったです。
やはり当事者のお母さんたちでしょうか。
ありがとうございます。
とにかく人を傷つけるような文章は書かないように心がけます。
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