青木さんがフィリピンに戻ってきました。
おいらは早速アポを取ったのですが、なんとしばらくは会う時間がないとのこと。
困りましたね。
そんならそうで、押しかけていきましたよ。
なんと青木さんはスカイプで日本のスタッフと一緒に面談をしているじゃありませんか。
待つことしばし1時間。
俺の番が回ってきました。
俺の目的は大学の課題で日本人のビジネスマンにインタビューをすることなんです。
おいらはゼミ仲間7人を引き連れて青木さんが宿泊しているホテルに行ったのです。
青木さんはおいらのことより5人のうら若き乙女たちの方に気が入っていました。
彼女たちに質問しまくっていたのです。
「ヒロさんのことをどう思いますか?」
「ヒロさんには何が足りないと思いますか?」
「ヒロさんを男としてどう見ていますか?」
「ちよっと待ったあ!!」
公開処刑ですか?
えっ、なんなんですかこれは?
そんなおいらの気持ちとは裏腹に質問は進んでいきます。
どうしてか、いつも以上に生き生きしているうら若き乙女たちよ。
はい、集計結果でございます。
1、もっと自信をもって振るまえ。
2、ちゃんとしている時とだらしない時の差が大きい。
3、女性慣れしていないのがもろわかり。
4、日本人でこんなに綺麗な英語を話す人と初めて会った。
5、なんか格下の女生徒や男子生徒といつも交わっているのがよくないしなんでだろうと思う。もっと上の女生徒を狙えるのになって思っている。
とまあこんなところですか。
耳が痛いです。
しかし総じて良い印象じゃないですか。
最後にハゲが質問しました。
「昔からヒロさんを知っている人いますか?」
インターナショナルハイスクールの時からおいらを知っていた生徒が数人いました。
「とても変わった。6年前とは別人のような気がします。落ち着きも出てきたし、女生徒にモテるのが良いと思った。昔から変わらないのは、女生徒にとても優しいということ。」
きたあ======================
それを聞いておいらは速攻部屋を出て、ホテルのロビーのトイレに駆け込んだ。
あとはハゲがその場を取り繕ってくれるだろう。
便座にしゃがみ込んで泣いた。
「まじかよ、ほんとまじか?そんないい風においらのことを思っていてくれていたのかよ」
落ち着いて部屋に戻ったら、ハゲが女生徒たちに日本から持ち込んだチョコレートを配っていた。
「ヒロさん、この人30代だと思っていたら、53才だって信じられないよ!!」
「可哀想にお世辞だろ。」
それを間に受けて笑顔でチョコレートを配っているハゲに俺は哀愁を感じ取ったんだ。
悲しき人生かな。
人生は短い。
こんな風にはなりたくないと思ったおいらだった。
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