発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

奇行を繰り返していた青年さんの回復。その背景にあるもの 青木

 

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お父さんに外出支援の報告を入れました。

お父さんも前日に訪問されていて、息子さんの変化に驚いてみえました。

 

 

最初は今まで溜まっていた鬱積をお父さんにぶちまけた青年さんですが、その後はお父さんの話に耳を傾け、その後で、自分の思いをお父さんに伝えました。

 

 

そして、私たちにも将来に対する不安を口にしました。

「同世代は学校に行ったり、バイトをしたり、彼女と楽しくやったりしている。

しかし、僕には何もない。」

 

 

 

「入院、グループホームでの訓練と就労支援。

同世代の人と比べてその差は大きくついてしまった。

もうだめなんじゃないかとおもったりもする。」

 

 

「どうしてこうなってしまったのか?」

 

 

 

バイキングを一緒に食べている時に、「自分の感情をコントロールしなければならない。」や「電話で話した時、お母さんがガミガミ言わなかったので、嬉しかった。」と青年さんが言ったことも驚きでしたが、一番の驚きは青年さんが将来のことを考えていたことです。

 

 

 

青年さんの様子から、希望を持ったお父さんは、「高校卒業の為のスクーリングが1週間あるので、それに参加させたい。それに寄り添ってほしい。」と私たちに1週間の支援を依頼されました。

 

 

私は、今すぐのスクーリング参加には反対をしました。

「彼が落ち着いている理由は、学校や家族のことを考えなくても良い状況だからなので、今すぐスクーリングに参加させることはよくないと思います。」

 

 

 

しかも家族がいる同じ県に帰るのは今の状況ではまだ早いです。

つい、6ヶ月前までは大変な暴力と奇行がある彼に対して、お手上げの状態だったことを忘れてはいけないのです。

 

 

とにかく焦らないでほしいと思います。

今また無理をさせて、元に戻ってしまうと、二度目の回復にはより多くの時間がかかると見ています。

 

 

高卒認定なんて大したことではありません。

スクーリングでも簡単に単位が取れるところを私たちは知っています。

可能なかぎり、負担を減らしてあげることです。

 

 

やり直すチャンスはまだまだあります。

今、焦る必要はまったくありません。

 

 

そんな中、あの「嵐のコンサートチケットを取ることよりも難しい先生」との面談が近々あるのです。

退院後のことについての話し合いだと思います。

 

 

夏休みで、たくさんの方の支援が始まっていますので、スタッフは誰も手が空いておらず、参加できないのが残念です。

 

 

医療サイドはどう判断するのかを知りたいのです。

以前のケース会議の場では、高校に何としても戻らせたいお母様に対して、はっきりと「無理です。」と話してくださったお医者さんです。

 

 

ぜひ、先生の見立てを知りたいです。

 

 

さて、よい状態の青年さんですが、私には大きな大きな疑問があるのです。

 

 

実は昨年、同じ病院に別に支援をしている青年が入院しました。

結果から言うとその青年はよくない状況のまま退院しました。

 

 

そのことで疑問に思うことがあるのです。

明日また書きます。

 

 

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