発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

失敗してしまった私たちの支援 青木

 

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「精神的な病気の方の支援はできません。」

 

 

そうお伝えすると、「どうしてですか」と聞かれます。

私たちが支援できない理由をお話しするのですが、多くの方々は納得していただけません。

 

 

 

私もかつてはそう思っていました。

お恥ずかしい話ですが、「私たちが丁寧に支援をすれば少なくとも現状よりは良くなるのでは」と思っていた時期がありました。

 

 

そんな考えでしたから当然大きな失敗をしてしまいます。

 

 

統合失調症と診断がおりていますが、母親への暴力がひどくてまた母親を性的な対象と考えている節がありますので、家から離したいのです。」

 

 

「母親以外には暴力はありません。今は病院の入退院の繰り返しです。」

 

 

 

そういう方の依頼がありました。

一度はお断りしました。

 

 

「私たちは医療従事者ではありませんので、支援はできないです」と。

しかし、知っている方ですので、「なんとかお役に立ちたい」と考えてしまいました。

 

 

ここでしっかりと支援できない理由をお伝えして、丁寧に支援の依頼をお断りするべきでした。

そうしなかったことは私の大きな過ちです。

 

 

もちろん、当事者のAさんの様子を見ることはとても大切ですので、1ヶ月間、私たちのスタッフと同じ部屋で同居をしました。

 

 

その前にはAさんの情報を親御さんとの面談で色々とお聞きしました。

 

 

しかし、同居してすぐにAさんが行方不明になってしまったのです。

 

 

トイレに行くと言い残して、私たちの前から姿を消してしまいました。

スタッフを集めて探しました。

 

 

私たちが見つけ出した時には、上半身裸で、大きな声で歌いながら、行進しておられました。

 

 

その三日後、また行方不明に。

翌朝早くにご両親から、自宅に帰宅したとの連絡が入りました。

 

 

ご両親はすぐに車でAさんをサポートセンター名古屋に連れてみえました。

 

 

この時が二度目の支援をお断りできた時でした。

 

 

しかし、「引き受けてもらわないと困る。一度引き受けたんだから、責任を持て」と強く言い張られてしまい、お断りできませんでした。

 

 

もちろん断られなかった私の責任です。

強く言い張られようが、責任が持てないものは支援できないとはっきりと言わないといけなかったのです。

 

 

事実その後大変なことになってしまいました。

 

 

 

医師からも、環境を変えることに同意を得られたましたので、フィリピンにお連れしたのです。

 

 

Aさんは、だれも自分のことを知らない海外ならやり直せるのではと考えましたし、お母さんは身の危険を感じていましたので、Aさんのフィリピン行きには賛成でした。

 

 

フィリピンでの生活はとても快適で、Aさんの様子も良い状態でした。

 

 

この後、フィリピンで静養すると決断したAさんの半年間の滞在が始まったのです。

 

 

しかし、その後すぐに予想できないような事態が私たちそしてAさんに起こったのです。

 

 

明日に続きます。

 

 

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