発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

最初の給与はかあさんの好きな饅頭 青木

 

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サポートセンター名古屋への電話がなかなか繋がらず、夜遅くまで諦めずに電話をしてくださったおかあさん。

 

 

同じく電話が繋がらないことから、早朝に事務所に駆けつけてくれたおかあさん。

 

 

 

30代前半Aさんと30代後半Bさんの二人の息子さんのおかあさんたちです。

 

 

Aさんは昨年8月から支援を開始して、この3月に正社員としての就職。

 

 

Bさんは6月から支援を開始し親戚の方が経営する工場に就職し現在3ヶ月が過ぎています。

 

 

Aさんは家から離れることをとても不安がっていました。

 

 

一週間に1日、2時間の支援から開始しました。

他の支援している方達と会うことを極端に恐れていましたので、個室でスタッフと一緒に過ごすことから始めました。

 

 

サポートセンター名古屋の事務所への行き帰りも誰とも会わずにと私たちが工夫する必要がありました。

 

 

 

最初はスタッフと一緒にいるのを慣れることから始めていきました。

 

 

プログラムのペースが早いと感じたら、もう一度進行具合を考え直すこと。

 

 

そのために自宅に帰ってからのAさんの様子をおかあさんに毎日報告してもらうことがとても役に立ったのです。

 

 

その日のAさんの状況を把握し最適な支援を提供する。

それがオーダーメイドの支援なのです。

 

 

スタッフに慣れたら、もう一人別なスタッフを付ける。

二人が三人、三人が四人と徐々に人になれるということをしていきました。

 

 

やがて事務所から外にでる練習です。

スタッフが付き添い、ある場所に営業をしに行きます。

その前に名刺を作り、スーツを一緒に買いに行きました。

 

 

営業先での練習を実践的にしていきます。

少し慣れたら、私たちを支援してくれている会社に練習を兼ねてご挨拶に伺います。

その後営業を開始しました。

 

 

♪〜 1日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる。

支援の状況が歌詞の通りなのです。

 

 

 

そんな中初めてのお給料日。

封筒の中の現金を何度も数えるAさんの顔は嬉しそうでした。

 

 

その日の夜遅くにAさんのお母さんから青木に電話がありました。

 

 

サポートセンター名古屋の支援が終わり次第毎日決まった時間に帰宅するのにその日はいつもの時間に帰宅しないために心配していたそうです。

 

 

夕方に息子さんから公衆電話で自宅に電話がありました。

「おかあさん、今、高島屋にいるけれど、今日、給料日だったから、おかあさんの好きなお饅頭を買って行ってあげるから、何がいいか教えて。」

 

 

突然のことに驚き、嬉し涙が出そうになって慌てて、「なんでもいいよ。」と答えてしまったそうです。

 

 

「あっ、そう」と落胆したAさんの声が聞こえたそうです。

 

続きます。

 

 

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