発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

医療ができること、教育ができること 青木

 

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前回のケース会議で書きました当事者が間もなく退院されます。

一般的に精神科の入院期間は3ヶ月とのこと。

3ヶ月がもう直ぐ過ぎようとしています。

 

 

 

日本で誰もが知る発達障害の専門家の先生にご紹介していただいた精神科医に診てもらい続けました。

 

 

「ご両親から様子を伺った先生は、担当医が様子を見ながら適切な薬とその量を探していきます。落ち着くまでにはそんなに時間はかからないでしょう。」と励ましてくださいました。

 

 

また「以前、別の病院で処方された薬は逆効果です。」

とも、言われました。(うーん、薬のことは私たちには分からない。)

 

 

 

確かに入院前と比べれば3ヶ月が経とうとしている現在、以前と比べて少しは落ち着いたかなと思っています。

 

 

しかし、私が尊敬する先生から聞いたことから想像していたほどは良くなっていません。

 

 

ただ、今は週に1、2度、数時間の訪問と本人からかかってくる電話の状況からの印象でしかありませんので、24時間対応してくださっている病院とは見方が違うかもしれません。

 

 

 

退院後は本人に合ったグループホームを探し、そこで2年間生活するという支援計画です。

 

 

2年間の支援の中でさらに落ち着きを取り戻し、就労か就学への道を探ります。

 

 

就労を選択した場合、就労移行支援サービスを受けるのも一つの選択肢とケース会議では説明を受けました。

 

 

 

私たちでは2年で本人さんを落ち着かせることはできないと判断していました。

 

 

しかし、グループホームは病院のような決められた枠の中での生活です。

 

 

本人にはそのことがとても合っていると私たちは考えていますので、案外うまくやれるかもしれません。

少なくとも私たちの支援よりは良いと感じるのです。

 

 

医師に尋ねました。

「その期間で気持ちが就労、就学どちらにも向かない場合の選択肢はなんですか?」と。

 

 

「自宅静養」との答えでした。

「自宅にいると再び暴力がでるかと思いますが?」との問いかけには・・・。

 

 

「入院をうまく使ってやり過ごしていただくしかない。」との返事でした。

 

 

 

「薬はどの程度本人を変えることができるのでしょうか?」との問いかけには、

「薬は万能ではない。」「薬にできることは限られている。」との返事でした。

 

 

 

それ以上のことを聞いても意味がありませんのでやめました。

 

 

以前にも書きましたが、とても素晴らしい先生とそのチームの皆さんでした。

 

 

 

本人は3ヶ月間入院することができたのですから。

そしてグループホームへの入所に同意しているのですから。

 

 

 

「たとえ今、支援につながらなくとも、当事者は成長していくものなので決して諦めてはいけない。」と担当医を通して教えていただきました。

 

 

 

医療にできることそして教育にできること。

お互いが補完しあってより良い支援が成り立つのだと改めて教えていただきました。

 

 

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