発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

元ひきこもりが語る会えなかった理由 青木

 

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昨日から沖縄に来ています。

29日金曜日の午前中まで沖縄に滞在しています。

来月も沖縄に来ますが日程は未定です。

 

 

半日で仮事務所の備品を揃えて本日からは不動産屋巡りです。

喫茶店と事務所を兼ね備えた場所を探しています。

 

 

私はあくまでも那覇市内でモノレール沿いの物件と思っているのですが、スタッフの中には北部のビーチ沿いでという意見も出ています。

 

 

ビーチ沿いは美しい砂浜があり、マリンスポーツも楽しめてそれはそれで良いのでしょう。

 

 

しかし、そんな楽しみは長続きはしません。

またボランティアをすることを考えますとそんな場所は不便で仕方がありません。

 

 

私は、皆さんが北部のビーチに滞在後、ふらっと立ち寄ってもらえることを考えています。

 

 

様々なことを考えて、考えてやっていきます。

 

 

ところで、昨日の記事に関してですが、色々と反響をいただきました。

多くは同じような支援をされている団体の方達で、やはり本人には会うことができないという内容でした。

 

 

そこでなぜ会えないのかということを今日は考えていきます。

 

 

なぜ会えないのか?

それを支援者があれやこれやと考えることより当事者に聞くことの方が正確です。

 

 

ヒロさんの場合。

お父様から支援の依頼を受けて、数回面談をさせていただきました。

 

 

その後、ヒロさんにハガキを送りました。

お父様からの報告では、送られたハガキは全てゴミ箱に入れられていたそうです。

 

 

多分目を通していないのではとのことでした。

話はそれますが、送るなら手紙よりハガキが良いです。

手紙は開封する手間がかります。

 

 

読もうと思わない人は、開封しません。

ハガキだと表か裏のどちらかは瞬間的にでも見ざるをえないのです。

 

 

表の送り主「青木」なのか裏の「ヒロさんこんにちは。青木です。」のどちらかを見るのです。

 

 

 

しかし、手紙を毎月送り続けても、何の反応もないまま6ヶ月が過ぎました。

 

 

しびれを切らせた父親が妙案を思いついたのです。

「毎月送られてくるハガキに文句を言いに行かないか?」

 

 

それが会うための口実になったのです。

 

 

ヒロさんへの支援は10年になります。

別人のようになったヒロさんにどうして会ってもらえなかったのかと聞きました。

 

 

(2桁の足し算すらできないということがどういうことなのかは馬鹿な俺でもわかっていた。)

 

 

(小学校、中学校と一人も友達がいなくて、毛嫌いされていて、孤立していた俺にいまさら何の希望があるんだ。)

 

 

(もう全てが手遅れなんだ。)

(だったら俺はこの社会に復讐することを生きがいにしていくんだ。)

 

 

(「サポートセンター名古屋」がまさかここまで俺のためを思って十年間も寄り添い続けてくれるとは思わんかったって。)

 

 

(そしてこれは大切なことなんだけど、二桁の足し算ができんかった俺が、大学に入ってんだぜ。)

 

 

(はい最も大切なこと。)

(俺に彼女ができた。)

(何人もできた。)

 

(みんなあっちから言い寄ってきた。)

(以上。)

 

 

 

このことから会ってもらえない理由が推測できますか?

 

 

細かなことを言えば一人一人置かれた状況は違います。

しかし理由は一つなのです。

「希望が見出せない」のです。

 

 

 

私もまた同世代に置いてけぼりにされてしまい、どうしたらいいのかが何も思いつかず、ただただ部屋の中で気が狂ったように大声を出し、壁に穴を開け、家族に暴言や暴力を振るうことしかできなかったのです。

 

 

会ってもらえるためのヒントは「回復への具体的な希望を見せてあげる」ということだと思っています。

 

 

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