アルバイトに入る。
失敗して怒られ凹む。
次のアルバイトに行けなくなる。
スタッフが気分転換に誘ってくれる。
しばし凹んだことを忘れる。
また頑張ろうかなと思ってアルバイトにはいる。
そんなことを繰り返してきた半年あまり。
今その頃を振り返れば周りの視線を気にし始めてきた僕なんよ。
今までスタッフさんが買ってきてくれた服を着ていた。
時々は一緒に服を買いに行かされた。
でもあんまし服には興味はなかった。
でもアルバイトに入ると自分と同じ世代近辺の人たちと毎回のように合う。
そうすると馬鹿で鈍感な僕でさえ、自分が周りとかなり違うことを意識し始めるんよ。
これは回復に向けてとても大きな事らしい。
で、うち、スタッフさんにシャンパーが欲しいと言ったんよ。
あのな、とても綺麗なジャンパーを着た人を地下鉄の中で見かけたんよ。
あんなジャンパーが欲しいなと思った。
そう思った自分に少し驚いた。
そんなジャンパー買ってもどこにも着て出て行かれへんがな!!
一人ツッコミや。
でも決めたんや。
自分で服を選びたいってね。
あのな、いつもいつもスタッフが僕にに合う服を買ってくれていたんやけど。
今回は自分で選びたかったんや。
で、同世代がウロウロしている午後は避けて、開店と同時に百貨店に入った。
いつも連れて行ってもらう店に行った。
中に入る時一瞬躊躇した。
でも財布の中に十万円入っていると思い出して勇気を振り絞り店の中に入った。
いろいろ見ていたら頭から汗が恐ろしいスピードで出てきた。
身体中も。
変な匂いが立ち込めると思った。
急いで出ないといけない。
僕が変な匂いを発していると思われたら最後だ。
でも今来たばかりなのに何も見ずにすぐに出たら余計におかしく思われると思ったら身動きが取れなくなってしまった。
ロボティが「こんにちわ、えらいことになってしまいましたがな。」と挨拶しにきやがった。
体が重い。
動きが変になってしまっている。
言葉も変に発してしまいそうや。
さっきから店員が、「おかしな奴が来た、すぐに警察を呼ばないと」と思っている。
「アッーーーー」と絶叫したくなってしまった。
呼吸が荒くなっていく。
その時僕の携帯が鳴った。
バックから携帯を取りだそうにも、手が震えてしまって出せない。
店員が警察に電話を今しようとしている。
早くしないと大変なことになる。
警察官を見たら僕は奇声を発してしまうだろう。
そしてまた長時間の取り調べや。
「お前、薬なんかやっとるやろ。」
「僕は重い発達障害なんやって。」
「発達障害と言ったらなんでも許されると思ったらあかんで」
そう言いやがった馬鹿な警察官がおったことを思い出した。
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