墓掃除は楽しかったんよ。
本当「働いた!!」って心の底から実感できた。
そしてお金をもらって、帰りにまた温泉に入った。
その次のアルバイトは高齢者の買い物同行やった。
1日目は他の人に同行してどんな風にするのかを見ることが仕事やった。
この仕事も1日目から楽しいと思えた。
おばあさんやおじいさんはみんな優しい人やったから。
なんどもなんども「ありがとう」って言ってくれたし。
ゆっくり相手のペースに合わせあかんのや。
早いペースは苦手やけれどゆっくりなのは大丈夫。
こんなんでお金がもらえるんなら、これを仕事にしてもいいなって思ったお馬鹿なうちなんよ。
はい、「慣れた頃に失敗する」というお約束を実行してしまいました。
買い物同行したおばあさんが少し耳が遠い人やったんよ。
それでなんどもなんども聴き返しながらスーパーで買い物しました。
無事にレジを済ませてタクシーを呼んで待っていたら、おばあさんがトイレに行きたいって言いはったんよ。
それでおトイレにお連れしたら、足腰が弱っているので洋式じゃないとダメなんよ。
買い物したスーパーは古いスーパーやったから、和式やったん。
さあ大変、おばあさんに「はよせなあかん」ってせかされたもんでうちはパニックになってしもうた。
タクシー運転手さんも「まだですか」って聞くさかい。
余計焦ったわ。
そしたら、スーパーのレジのおばさんが「事務所にお連れして」と言ってくれたんや。
うちな、その時「おばあさんが漏らしてしまう。大変や」ってとても焦っとったから買い物袋に入れた買った食料をスーパーの外に一時的に置いたんや。
そしておばあさんを事務所のトイレにお連れしたんや。
「ありがとさん」っておばあさんが言ってくれはったんやけど、なんかうちもしたくなってしかも大きい方をしたくなってしもうたんや。
うちは我慢してまずはおばあさんをタクシーにお連れして、運転手さんに「ちよっと待っといてください」と言って、便器にしゃがんだんや。
ちよっとな時間かかってしもうてトイレから出たら慌ててタクシーに駆け込んでおばあさんの住所が書いた紙を手渡して家路を急いだんや。
「あっ忘れた。」そうやスーパーの外に置いとった買い物袋を持ってくるのを忘れたんや。
「運転手さんすんません、もう一度さっきのスーパーに戻ってください」とお願いしてスーパーに戻りました。
「おい、こらあ!!」猫が買い物袋に頭っこんどったんや。
「やられてもうた。菓子パンとちくわとソーセージが食べられてしもうとった」
困った時にはすぐに電話や。
「すみません、◯◯◯で◯◯してしまいました。お金は僕が弁償しますから、今三千円持ってますからおばあさんに返せばいいですね。」
「ちよっと待ちいや。あんたが決めることやないやろ。」
「だから弁償しますので心配しないでください。」
「何言ってんねん、報告してどうするのか指示待ちやろ」
「わからんのはあんたやろ。うちが失敗したんやから、うちが弁償するからそれでいいやないの。あんたに怒られる筋合いはないわ」と心の中で小さく叫んだった。
「で、おばあさんは今どちらなの」
「タクシーの中で待ってもらっています。」
「何やっとんや、お前。タクシー代かかるんやで。早くおばあさんのご自宅にお連れしなさい。事務所からスタッフがいくさかい。待ってなさい。勝手なことしたらあかんで。」
「チッ!!」
短かったけれど最後の「チッ」は答えたんよ。
やっぱ程度の悪い発達障害青年また失敗する。
どうしようもないクズ野郎。
世間で必要とされない奴。
それが僕。
お前は死んでしまえばいいんや。
それしかないやろ。
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