違う人が清掃した時の写真です。こんな感じで墓掃除をしました。
次の仕事はお墓掃除だった。
気味が悪いなと思ったけどまた一人でやる仕事だと聞いたんで、受けた。
めちゃくちゃ遠いところなんで、スタッフさんに送りとどけてもらったんたよ。
なんかめちゃくちゃ空気がおいしいところやった。
田舎ではお墓が山の中腹にあったりするんや。
で、若い人たちは田舎を出て都会へ行くので過疎化が進み、墓のお世話もできんようになるんやって。
ちょうど季節はお盆前やったんや。
防虫スプレーと携帯用蚊取り線香、汗拭き用のタオルを買い込んで車に草むしり用の機械を積んで出発。
三時間もかかったんよ。
おまけに泊りがけ。
明日の為に下見をしてその日は終了。
なんと温泉があった。
温泉に入りたいけれど恥ずかしいんですよ、うちわ。
スタッフさんがなんか僕の気持ちを理解してくれて、お風呂はどこでも7時から8時はみんな夕食を食べるから空いている。
「公衆浴場に入ったことがないと思うから今から練習するよ」と言ってくれた。
そんで温泉に入った。
入る練習をしたんよ。
「まず脱衣場で、あった人には軽く会釈をする」
「そうすればこの人は周りに危害を加えないと判断してくれる。」
「服はできるだけ丁寧にたたんでロッカーに入れる。」
「服の脱ぎ方は、最初に上着から脱いで最後にパンツを脱ぐ。靴下もはじめの方で脱いでおく」
ハンドタオルで前を隠して湯船に進む。
「トイレは全裸ですると恥ずかしいので、服を着た時に済ませておくこと」
まあ丁寧に教えてくれはった。
でわかったことは「知ってしまえばどうってことないんだ」ということなんよ。
僕らみたいに程度の悪い発達障害者はみんなより経験値がとてもとても少ないんでそれで色々な問題を引き起こしてしまう。
例えば僕のように公衆浴場に入ったことがないと躊躇するし、入ったら入ったで、常識のないことをしでかして叱責されて、そしてまたさらに自信を失っていく。
負の連鎖や。
これが程度の悪い発達障害の人たちの現実なんや。
だから一つ一つ丁寧に理解ある人たちから教えてもらわんとどうしようもないということなんやね。
たかがさ、温泉に入ることでもね。
教えてもらわんとあかんのや。
多分僕なら、前をタオルで隠したまま湯船に入ってしまうやろうな。
湯船の前に水で流してさっと洗うことも知らへんからね。
ちょっとしたご意見番ぽいおじいさんなんかがいたら大変やろうな。
「おい、そこの若えの、お前何してんや」
「うちのことですか、うちは学生しとります。」
「はあ!!??」
「お前俺を年寄りだと思ってバカにしとんのか」
「何もバカにしてませんがな」
「あっあああ、しゃらくせえ。おもてへでろ」
そして僕はじいさんに腕を掴まれて、外でぶん殴られるんや。
これが程度の悪い発達障害者の現実なんや。
「まさかこんなことも知らないなんて」世間は理解なんかしてくれへんで。
大切なことは経験なんやって。
僕はそれがわかっただけでもスタッフさんたちには感謝している。
本当それが最も大切なことなんだから。
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