失敗しました。
コンサート会場で使う台のようなものを運んでいました。
かなり重くて手がちぎれそうでした。
8人ぐらいで持ち運んでいたんだけれど、突然リーダー格のような人が「おい、お前、手を抜くんじゃないよ。しっかりやれ!!」と僕に向かって大きな声で怒鳴りました。
突然の大声で僕はパニクりました。
そしてなんと僕は持っていた台を離してしまいました。
台は不安定になりましたが、他の人たちでかろうじて落とさずに済みました。
「てめえ、ふざけんじゃねえって言ってるだろが」
「すみません、ごめんなさい」
こういう時は相手の人が全部話し終えたと思ったらすぐに「ごめんなさい、注意します」と言いなさいとサポートセンターのスタッフさんから指導を受けていました。
リーダー格の人も言い過ぎたと思ったんでしょうか?
それ以上は言ってきませんでした。
でも僕はなんで注意されたのかがわからなかったんよ。
その時一緒に入っていてくれたサポートセンターのスタッフに目を向けると、目でこんな風にやるんだと僕に合図を送ってくれているような気がしました。
そのスタッフは持っていた手を少し高く上げて、左右の人の手を見るしぐさをしたんです。
僕はそこでようやくなんで怒られたのかがわかりました。
僕は台を持つ手の場所がみんなよりかなり低かったんです。
そうすると楽なんです。
大切なことは周りのみんなと同じ高さで台を持つということでした。
ようやくそれがわかったんです。
しかし、その時、ふとある光景が頭の中をよぎりました。
それはヒロさんが昔よく言っていたというジョークです。
ヒロさんは大変なことはやりたくない怠け者です。
だから、サポートセンターで何か作業が必要な時はいつもこう言っていたそうです。
「俺は鉛筆より重いものを持ったことがない」
つまり秀才なんだということを匂わすジョークでしょうが誰にも相手にされなかったということです。
何かそのことを何度もいっているヒロさんのことを思いだしたら、急にわらけてきました。
そして、「ハアハアハアハアーーーー」声に出して笑ってしまいました。
「おい、今笑ったのは誰だ。ふざけるなよな。集中しないと怪我をするんだ」
その時は僕だということはバレずに済みました。
「昼休憩!!」と社員の人がアルバイトに向かって大きな声で叫びました。
そしたら、僕に何人かが寄ってきてこう言いました。
「お前、邪魔だから帰ってくれ。アルバイトなんかに来るな。邪魔」
すぐにサポートセンタースタッフさんが飛んできてくれました。
「すみませんおいっこなんです。初めてのアルバイトでご迷惑をおかけしました。」
「もう大丈夫です。慣れましたんで、皆様のご迷惑にはなりません」
「ごめんなさい、注意します」と僕は言いました。
「あのな、お前みたいなのを給料泥棒っていうんだ、覚えとけ」
僕ははげしく落ち込みました。
この文章を読んで笑った人は大丈夫です。
あなたのお子さんはこんなに程度が低くないでしょうから。
うちの子も・・・・・・。
と思われたらお近くの「発達障害者支援センター」に駆け込んでくださいな。
支援は早ければ早いほど効果がありますと僕は思うんよ。
三十過ぎの人より、十代の方がほんと、飲み込みが早いと思うよ。
また、明日。
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