発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害者支援 父親を殴ってしまったケンさん 青木

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ケンさんが暴れています。

 

 

暴力が酷くなり始めました。

父親の顔面を殴ってしまったそうです。

それも手加減をせずに思いっきりだそうです。

 

 

 

お母さんは精神的に参ってしまい、病院で出された薬を服用されていましたが体調が良くなく入院となりました。

 

 

お父さんが一人で息子と向き合うことができないとのことで、再びサポートセンター名古屋に支援の依頼をされてきました。

 

 

 

しかし、スタッフ全員支援に関わっており急な依頼には現在お答えできない状況です。

 

 

 

昔の悪い時に戻ってしまいました。

お父さんから工場に電話して「風邪が酷くなってしまい、他の方にご迷惑がかかかるといけませんので年内お休みさせてもらいます。」と電話するように指示をしました。

 

 

 

3日間休むだけですから大丈夫でしょう。

仕事を続けられるようにするためにも今日から2週間以内で落ち着かせる必要があります。

 

 

 

問題はケンさんを落ち着かせることです。

一番イライラすることは何かを聞き出さなければなりません。

それを自分の言葉で支援者に話し、自分の耳で聞くこと。 

 

 

 

自暴自棄になっても何も良い方向には向かわない。

どうすれば良いかを信頼できる人たちと一緒に考えていく方向で落ち着かせたいのです。

 

 

 

「ケンさんはいずれ暴れますよ」とお母さんには警告をしていました。

 

 

 

長い期間、同じサイクルで落ち着いて楽しく工場に勤めていたケンさんですが、やはり周りの人たちとの交流から自分と周りとにある「差」を理解してきたようです。

 

 

 

障害者枠での就労のはずなのに自分の現状をよく理解していなかった事が私との電話でのやり取りでわかりました。

 

 

 

工場での他の従業員との交流で自分との「差」がはっきりとわかってきたのです。

そのことで落ち込み不安定になっていったケンさんです。

 

 

ケンさんの支援の依頼は10年前でした。

訪問から始めて、私たち支援者たちとの交流が生まれたのです。

交流する中でケンさんの状況を把握していきました。

 

 

良いところ、年齢からみて劣るところを徹底的にチエックしていきました。

その上でもう一度勉強する機会を与えて育てなおしのような支援をご両親にご提案しました。

 

 

日本の大学への進学は対人関係などでとても苦労し勉強どころではなくなるので海外での勉強を進言しました。

 

 

高卒認定試験対策で1年。

大学の授業についていくための英語の勉強で1年。

4年生大学卒業までに5年。

 

 

 

都合7年の支援を計画を立てました。

ケンさんが大学にいくための費用は手つかずのまま残してあったそうです。

 

 

 

しかし、ご両親からはとにかく落ち着かせて欲しいの一点張りでした。

能力があるケンさんはいつか置かれた状況に満足できなくなる時がきます。

その時からもう一度やり直す事はとても難しいです。

 

 

 

10年前、わしたちがご両親にご説明した事がそのまま今現実となっています。

さて、どうすれば良いのか考えなければなりません。

 

 

年末、年始はかなり暴れるでしょう。

困りました。

 

 

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