発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害者支援 ヒロはアスペルガーな僕のヒーローとなった

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僕にもコメントをくれた人たちがいる。

ありがとうごさいました。

うれしいです。

 

 

ヒロのブログを全部読んで僕の世界がとても狭いと思った。

すごいと思った。

随分遠くに行ってしまったヒロ。

 

 

僕が取り残されて、あいつが遠くへ行ってしまった。

僕は工場で働く毎日。

仕事をもらえることの喜びはわかっています。

 

 

しかし、毎日が同じことの繰り返しです。

ワクワクすることも逆にがっかりすることもない。

目にする光景は毎日同じです。

 

 

お母さんが言った。

 

 

「そうだよ、同じ毎日が送れるのはとても嬉しいことでしょ。」

「仕事がなくて自殺してしまう人もいるんだよ」

「世界には今日の食事がない人が何億人といるのに私達はご飯を食べられているね。ケンが工場で働いているからだよ」

 

 

 

お母さんが工場にいるすべての人をリスペクトしなさいと何千回も僕に言った。

まもなく年賀状の季節がやってくる。

僕はお母さんの命令で年賀状を書いている。

 

 

 

お世話になった人に年賀状を書くことが必要だからだ。

今年は書く年賀状の枚数が100枚を突破する。

 

 

なぜなら新しく登録したアニメ愛好会の人たちにも年賀状を書くことにしているから。

 

 

工場の人達はみんな優しい。

僕を褒めてもくれる。

でも僕はもっと自分はできるんじゃないかと密かに思っている。

 

 

しかし、そのことを試す機会は永遠に与えられそうにない。

遠くの世界に行ってしまおうかと考えたことがあった。

しかし、すぐに困ることは目に見えているからそんな考えを持つことをやめた。

 

 

 

ヒロは嫌われていた。

サポートセンター名古屋の仲間からも嫌われていた。

あいつを好きな奴は誰もいなかった。

 

 

だってあいつは悪いことばかりしていたから。

サポートセンター名古屋で三時の休憩の時間に出るおやつ。

そのおやつをわからないようにみんなの分から少しづつ取って自分で食べていたから。

 

 

あいつはお使いで買い物に行ってもお釣りをごまかしていた。

いつもすぐバレる嘘をついていた。

 

 

昔、仲間がばれないようにヒロの後をつけたんだ。

そうしたら、あいつがコンビニの前で今買ったアイスを急いで何本も食べているのを発見した。

 

 

そのアイスはサポートセンター名古屋の工場で練習をしている仲間の三時のおやつだった。

自分のことしか考えない最低な人間がヒロだ。

 

 

今は善人ぶっているけれど、10年前のこれがヒロの本当の姿でした。

でもそんなあいつがニコニコしている。

 

 

一番腹が立つのはあいつに恋人がいることです。

それもとても綺麗な女性だから頭にきます。

嘘であって欲しいです。

 

 

あいつはいつも嘘をついていたから。

恋人も作り話だと思いたい。

それで我慢できなくて青木さんに電話で聞いたら、恋人の話は本当ですかと聞いたら本当だと答えた。

 

 

青木さんはみたんですかと聞いたら。

青木さんが見たと答えた。

ヒロが恋人にしておいてくださいと頼み込んだとかそんなことではないですかと聞いたら、本当に恋人だと言った。

 

 

 

青木さんは騙せない人なので、ヒロの話は本当なんだろう。

そう思ったら、悲しくて死んでしまいたくなった。

僕には絶対できないことをヒロはやったんだから。

 

 

 今や、あいつは俺のヒーロになった。

 

 

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