我が師匠。お元気ですか?弟子は頑張っております。
それはしつけです。
徹底的にしつけをさせられました。
毎日、毎日徹底的に。
程度の悪いアスペルガーな俺に特に必要だった3つのこと
1、しつけ
2、サバイバルスキル
3、社会とのつながり
「僕がサポートセンター名古屋で支援を受けるようになってまず何を感じましたか。」そうスタッフに聞いたんだ。
「やらなきゃいけないことは山ほどあってどこから手をつけていこうかと大変だというのが第一印象」
「具体的に教えてください。」
支援をするにあたり一人一人にカルテが用意される。
そのカルテを見れば当時のことがよく分かるらしい。
スタッフのうろ覚えでいうと・・・・・・
「食事の後に食べかすを口の周りにつけていても平気だったこと。」
「これ一発で周りの人から気持ち悪いと思われるからね。」
はい、はい、はい。
わかります。
本当俺最悪でした。
しかし、サポートセンター名古屋で支援を受け始めた人にも時々見られますよ。
おいらだけではありませんよ。
今じゃあ、それはめちゃくちゃ恥ずかしいことだと俺はわかります。
「他にも朝起きたら、「おはようごさいます」ということ。」
朝起きたら、顔を洗い歯を磨くこと。
鼻毛をチエックして髭を剃る(耳毛は忘れがち)。
風呂は毎日入る。
体を洗う。(洗い方を知らない子どもが多い)
服(下着だけではなくシャツも靴下も変える。コートやジャンパーは毎日変えなくて良い)は毎日着替えること。
爪はこのくらいの長さに保つこと。
そのために二週間に一度は爪切りの日を設ける。
足の爪も整える。(深爪注意)
「もういいです」とおいらは言ったんだ。
「本当に大変だったな、ヒロさんは」スタッフが遠くを見つめるような眼差しで語った。
正直おいらは当時のことをよく覚えていないんだ。
スタッフからたくさんのできなかったことを挙げられても今となってはあまりピンとこないんだ。
「身につけていないことを教えていくことにしたんですよね。」
「チエックリストがあるからね。」
「何ができていないかできているのかというリストね。」
「それを元に日々の療育をしてきたんだよ。」
「それがベースにあってそれから勉強もしなければならなかったんですよね。」
「そうなのよ、本当、だってあなた二桁の足し算、引き算が出来なかったんだから。」
「うーん、私は当時のあなたの担当じゃなかったから、大変さは肌で感じてはいないけれどね。」
勉強。
それもやらなければならなかった。
いつも買い物に行くとお釣りを騙されていたから。
俺を障害者だと思っていたんだなあそこの店主。
そのことを思い出すと悲しいです。
「そしてサバイバルスキルって何ですか?」
「ヒロさんは女性との付き合いで何度も失敗しているでしょ。」
「ストーカーをしたりされたり、殴られたりとか。」
「例えば、キスをしようとした時、相手の女性から叩かれたでしょ。」
「ヒロさんはなぜだかわからなかった。」
「スタッフの前で再現してくれて何が問題かわかったでしょ。」
おいらはキッスはこんな感じでするもんだと思っていた。
その後、恋愛映画でのキッスの場面を編集してもらった映像を見せられた。
100例ほどのキッスの映像を見て俺は素敵なキッスを体得したんだ。
その時に女性の体をどんな風に支えるのかもおしえてもらった。
俺は力任せに女性の体をつかむようにしていたから、教えてもらって助かった。
1000字を超えてしまったんでまた明日。
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