発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 僕は発達障害ではないですね、嘘、本当 ?

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     悩んでるんじゃなくて嬉しいんですよ。

 

 

青木さんが僕の住む街に来てくれた。

まあ、俺の様子をじかに見に来たんだ。

スタッフからはつぶさに俺の情報が全世界どこにいようが入ってきてはいるだろうが、実際に面と向かって見たいんだろう。

 

 

青木さんと買い物をした。

この街に流れついてそろそろ5年になる。

日用品がそろそろくたびれてきたというわけだ。

大量に買い込んだ。

気分一新、さあ、残り二年間の大学生活やるぞ !!

 

 

タオルは洗濯しても匂いが取れないほど使い込んだ。

食器もあちらこちらかけている。

そのくたびれ具合に五年という月日を感じるね。

 

 

お疲れ様でした、僕の周りの日用品たち。

こんな俺によく付き合ってくれましたね。

 

 

買い物のあとは青木さんとお昼をした。

毎度お馴染みのドラゴンボールの話題で盛り上がったあとは学校の話題だ。

問題なしだな。

実際は若干問題ありなのだが、大丈夫だろうとのこと。

美味しくお昼をいただいた。

 

 

僕は、学校に一旦もどり、用事を済ませて、夕食を一緒にとった。

青木さんは青木さんで、限られた時間の中で会わなければならない人たちがあまりに多くて、その段取りがなかなか難しいとこぼしていた。

 

 

夕飯の席に青木さんが少し遅れて入ってきた。

どうでもいい話題で盛り上がり、楽しい夕食だった。

しょんべんをするためにトイレに行った。

 

 

しょんべんを終えて手を洗い、ふと目の前の鏡にうつる自分を見た。

まともな顔をしている自分を見つめた。

「まともじゃん。ていどの悪いアスペではないよな」

 

 

少しお酒を飲もうということになり、タクシーで向かった。

「青木さん、あの、俺ってなんか問題ないですか?」

「ないよ」

あっさりと答えやがった。

 

 

「もう少しじっくり考えてから答えてくださいよ。何か問題ありませんかね」

「だから、ないって。何がいいたいの?」

「実はみんな作り話だったんじゃいですか?」

「そう思いたいの?」

 

 

「いや、今の俺ってはたから見ると、そこそこそいけてるじゃないですか」

「いけている俺があんな馬鹿なことするんですかね」

あんな馬鹿なこととは・・・・・・

警察にご厄介になったこと⚪️⚪️回、出会い系サイトでの事件、名古屋港飛び込み、事務所強制退去命令、などなど

 

 

 

「だんだん忘れて行っているというか、なんか昔のことをもう思い出さなくなったんですよ」

「若年性痴呆症の始まりだね」

「はあ、バカコグでねえ、おまえさ、賢いお人やろ、なんでそげんバカげたことぬかす?」

「はい、はい」

「はい、は一回だと言ったのはあんただろ」

 

 

漫才みたいになってきた。

 

 

冷えたマルガリータで喉元を潤す。

お疲れさんと傾けるグラスの音に充実感を感じる俺だ。

 

 

「さっきの話の続きなんですけれどね」

「・・・・・・」

はい、青木さん一口飲んでご臨終

 

 

僕が代金支払って帰りました。

寝ている青木さんの顔を見たら、なんか涙出そうになったんで、手を合わせた後帰宅しました。

その後、どうなったのかは誰も知らない。

 

 

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