発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 契約社員の話を頂きました 俊介

 

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 メニューをくまなく見る必要があります 新規オープンの店にて

 

 

サポートセンター名古屋のスタッフのアドバイスをとにかく守っていました。

 

絶対に守ること。

 

1、始まる時間の30分前にはタイムカードを押すこと。

2、終わりの時間が来ても誰かに「もう終わりだよ。」と  言われるまで働く事。

3、間違えたら、直ぐに「ごめんなさい。すみませんでし  た。」を1回、ゆっくりと相手の人の目を見て言うこ  と。

4、帰るときに、だれかにあったら「さようなら」と言う  こと。

 

そこに僕が考えたことをプラスしました。

 

1、他人が喜ぶことを探して実行しましょう。

 

 

お昼のチャイムが鳴っても、仕事周りを片付けて綺麗にしてから食堂に向かいました。

同じテーブルに上司の人が座ったらお茶をくんで差し上げたり、食器を片付けたりしていました。

 

 

 

こういうことはもともと好きなんです。

フィリピンでも「女性として生まれてきた方が良かったんじゃない」と言われるくらい気が付く方でした。

 

 

 

終わりのチャイムが鳴っても綺麗に後片付けをして帰るようにしていました。

ある時朝礼で、僕の普段のおこないが皆さんに紹介されました。

もくもくと働き周りへの気遣いに好感を抱くと上司に言われたのです。

 

 

うれしかったです。

なんでも褒められることはうれしいことです。

もっと頑張って働こうとも思えました。

考えてみたら、みんなの前で人からほめられた経験はこれが最初だったと思います。

 

 

 

仕事は簡単でしたから、すぐに慣れました。

働いている人も優しい人が多かったです。

一部いつもイライラしているおばさん達もいましたけれど。

 

 

母の表情が明るくなっていることに気づきました。

鼻歌まで歌うようになっていました。

とにかく母が嬉しそうにしてくれていることにほっとしました。

 

 

アルバイトの終了が近づいてきました。

母からは、今から次の仕事をみつけなさいと言われていました。

上司の人からは契約社員として引き続き働かないかと言われていると母に言ったら母はその場でしゃがみ込んで、両手を上に上げバンザイのポーズをしたのです。

 

 

何度も何度もバンザイのポーズをする母の姿に涙が出てしまいそうでその場を離れました。

母には悪いですけれど、契約社員の話は断ろうと思っていました。

契約社員で雇用してくださるのは僕にはもったいない話です。

しかし、僕の中にはフィリピンでの生活の記憶が強烈に残っていたんです。

 

 

わずか一年で僕はとても変わりました。

もっと変わりたいと思ったんです。

10年間ひきこもったその穴埋めをしたかったんです。

自分一人では変われません、僕にはまだ寄り添って一つ一つアドバイスをくれるスタッフが必要だったんです。

 

 

母は「契約社員の話をお引き受けしたの?」とくどいほど聞いてきます。

僕は黙り込み続けていました。

僕が何を考えているのかわからず不安になった母はサポートセンター名古屋の青木さんに電話をして説得してもらうように頼み込みました。

 

 

青木さんから電話がありましたが、僕は本心を言えませんでした。

とうとう、契約社員の話をお断りしたことを母につげました。

母が泣いてしまいました。

 

 

「どうして、自分の将来を考えないのか」と怒られもしました。

「もう30になる。どこもお前をやとってくれない。結婚も子どもも何もかも諦めなきゃいけないよ」

 

 

そう言われても、僕には契約社員として働き続ける自信がありませんでした。

いつか気持ちがなくなってしまい再びひきこもってしまうと感じていましたから。

 

 

ひきこもっていた時期でも母と一緒にコタツに入り見ていた「紅白歌合戦」もその年は見る気がおきませんでした。

再び僕のやるきスイッチが「OFF」になりそうでした。

 

 

僕はどうしていいのかわからなくなっていました。

 

 

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彼は今日本から来ている高校生の人の支援をしています。

マニラでボーリングやビリヤード英会話学校に寄り添っています。

元気でやっているとみなさんにお伝えくださいということです。

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下見に向かうヒロさんマニラにて ポケットに手を入れないこと!!