発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 回復への道のり 人生を楽しめ!! 俊介

 

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   ボランティアで子どもたちと みんな底抜けに明るい

 

 

1年生の6月で大学に通うことはできなくなり、それ以降家に引きこもっていました。

数年は深夜に隣町のコンビニまで遠征してはいましたが、自転車を盗まれた後は完全な引きこもり状態です。

 

 

自転車買えばよかったのに。

そう思われますよね。

自転車買ってまで外に出たいとは思いませんでした。

 

 

 

「じゃあ、楽しいこと何もなかったの?」と疑問が出てきますよね。

答えは何もなかったです。

いつ命を落としていても不思議ではなかったと思います。

ただ、「母を悲しませたくはなかった」そのことだけが生きている理由でした。

 

 

そんな僕がフィリピンで心から楽しい思いをしたのです。

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世の中には楽しいことがある。

楽しいことを体験した。

もっと楽しみたい。

 

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三段活用です。

 

 

 

 

当初フィリピンに行くということで強制労働をさせられるのではないかと不安でした。

(サポートセンター名古屋からは十分な説明がされていたけれど、僕は写真や動画を見せられてもうまく把握できないんです)

 

 

それがフィリピンに行った当日に、「ここでやることは一つ。思っいきり遊びなさい」と言われたんです。

「遊んだことがないのに」と心でつぶやいたのが聞こえたのでしょうか。

「一緒に遊ぶよ」とスタッフが話しかけてくれました。

 

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  フィリピンに行く前に日本の服を全て処分しました。

 

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         食べろ食べろと大変です。

 

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 ヒロさんの頑張りに希望をもらいました。でも彼やっぱ変です。

 

 

一ヶ月間朝から晩まで遊びまくりました。

部屋に帰るとクタクタで寝巻きに着替えずベッドに直行でしたね。

 

 

 

きれいな夕焼け。

ぴーんと空気が張っている朝の時間。

小鳥のさえずり。

 

 

生きているんだ。

そんな神々しい思いを抱くことができました。

 

 

発達障害の人たちの中には人と関わることができない人がいます。

中には関わるのがあまり好きでない人たちもいますが、どのように関わればいいのかがわからない人たちも多くいることがわかりました。

 

 

自分の中に楽しいという体験がなければ人と繋がることは難しいのです。

僕はこのフィリピンでの一ヶ月間という時間の中で、生まれ変わるような体験をしたのです。

ちょっとオーバーかな。

 

 

楽しいことをして楽しかったのですが、やはり昔のことをすぐに振り返ってしまいます。

僕は10年間もひきこもってしまった。

もう30才。

 

 

同年齢は結婚して家族がいて家を建てたかもしれない。

僕は働いた経験もない。

彼女もいない。

貯金もない。

 

 

ないない尽くしの僕はもうだめなんだ。

あの世に行く前にせいぜい楽しいことを経験しておこう。

そんな風に考えるようになっていました。

明日に続きます。

 

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