絶体絶命とはこういう状況ですよね
さすがにおかしいと思い始めた彼女。
その彼女が切れたんだ。
きっかけは、俺の大学内での態度。
俺はアニメ同好会に所属していて、暇があったら大学内でアニメ談義にはなを咲かせていた。
特に一人の女子学生は熱狂的なアニメファン。
休み時間に俺とその女の子は学食で、渡り廊下で、アニメの話をしながら馬鹿騒ぎをしていた。
その光景が気にくわないと彼女が言い出したんだ。
彼女は「セーラームーン」が好きな程度。
俺とはアニメの話はしない。
というか、彼女が出してくる話題は「ファッション」とか「ファンシーグッズ」とか「美容」とかおれにとっちゃあ、チンプンカンプンなことばかり。
確かに、青木さんにコーディネイトしてもらった俺は、流行りの服を着ていた。
それは青木さんに着せられていただけで、どこのブランドでなんていうことは何も知らないわけ。
だから彼女が俺の着ている服や、靴を指差してその話題に移っても「そうなんだ」とか言えない俺がいた。
一緒にいても全く盛り上がらない二人。
俺はもちろん彼女が好きだった。
彼女のどこが好きかというと・・・・・・
服越しにも想像できるでかい胸。
形のいいおしり。
なんか妙にセクシーな口元。
「そんな風に女性を見るなんて、あんたは最低な男や!!」
すみません、お許しください、下品な俺を。
まあ、そんな風ですから、ほどなく関係は破綻。
ここからが、大きな問題に発展していく。
アニメ同好会の女学生とは校内で盛り上がっているのに、彼女と二人だけの時は、お通夜みたいなことが、彼女は納得できなかった。
そこで彼女は想いを巡らせた。
「あの、日本人は私の心を持てあやしただけ」だと。
そう思ったら、すぐに大学構内で言いふらしたんだ。
瞬く間に、大学構内で、俺の噂は広まった。
みんなが俺を見る目が変わったことに気付いた俺。
「ヒロ、おまえなんかしでかしたのか?変な噂が回っているぞ」
男友達の一人が俺に忠告してくれた。
クラスで席に着こうとしたら、クラスの連中は俺を避けやがった。
ダンスの授業で、俺だけパートナーがいなかった。
「そうきたか、あつはっはっは、小、中と同じだ、気持ち悪い、ゴミ、最後は死ねか」
そんなに俺は悪いことをしたのか
噂の中身がわかってきた。
「日本人がレイプして妊娠させた」
「殴って病院に入院させた」
「浮気しまくり女を泣かせている」
おい!! まだ手しか握ってないぞ、マリア様の処女懐胎か?
噂は大学の先生方の耳にも入って行った。
ある講師が冗談でその話題をを授業中にもち出したんだ。これには参った、大学の先生が面白おかしくそんなことをしたんでは、この噂は本当ですといっているようなもんだ。
さらに、彼女の男友達から、俺を誹謗中傷する内容のメールが携帯に山のようにきだした。
絶体絶命、もうだめだ、追いやられた俺は・・・・・・
「さあ、こまりましたね。どうします? まだ、テレフォン オーディエンス 50/50 残っていますよ。」
「サポートセンター名古屋のスタッフで!!」
俺は助けを求めた。
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