恋愛は難しいですね
登場人物
程度の悪いアスペな男 A
Aを支援する職員 ハゲ
「おい、どうなってんだ!インターネットが止まってしまうだろ!」
俺は、目の前にある電話会社からの請求書に何度も目を通した。
自分のお金をサポートセンター名古屋のために注ぎ込むことを決心するまでに、小1時間を要した。
目の前にある電話会社の領収書を見ながら、何か清々しい思いに駆られていた俺がいた。
しかし、急に不安になってきた。
いつ、お金を返してくれるのか。
今、すぐにでも、立て替えたお金を返して欲しかった。
「貸した金、返せよ ♪〜」
ウルフルズの曲が頭の中に流れていた。
「あの、ハゲまさか返さないというわけはないだろうな」
そう思うと同時に俺は携帯を手にしていた。
「あっ、あの、こんにちはAです。今日は何時頃に到着されますか」
「11時だよ」とハゲが答えた。
「お気をつけていらしてください。ところで、立て替えたお金は返してくれるんでしょうね」
1、2、3・・・・・・
無音状態が続く。
「俺、何かまたしでかしましたか?」
「立て替えたお金を返してくれるんでしょうね」という言い方は間違いだよ。
「いつ、返してもらえますか」という言い方の方がいいんだよ。優しく聞こえるからね」
ちっ、やっちまった。
「ファーイ」
1、2、3・・・・・・
またかよ、今度は何なんだ。
「ヒロさん、ファーイは4年ぶりくらいに聞いたね。」
「何か、イライラすることがあるの」
大当たりだ。
さすがだ、これがハゲの実力だ。
しかし、電話なんかでは話せることではないんだ。
「詳しく話を聞かせてね。」
「はい、はい」
1、2、3・・・・・・
またか、チッ
「ヒロさんね・・・」
携帯電話をぶち切ってやった俺がいる。
後で、「ごめんなさい」とメールをしたことを書き記しておく。
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