3000円の携帯だから写真画像わるいな。大学の同級生と
台湾からフィリピンに帰った僕は直に引っ越しの準備に取りかかりました。
ヒロさんと同じアパートから、別に借りている本当の僕のアパートに変わるのです。
じぶんの部屋を掃除していたら、ヒロさんが帰ってきました。
ずーっと独り言をいいながら歩いて帰宅するんですこの人は。
「はあー、疲れたな、くそ暑いし、この野郎」
「ただいま」
「水、水、一杯の水を与えてくでせえまし、ご主人様」
そう言って、台所で冷えた水を飲む。
ゴックン、ゴックンとアニメで主人公が水を飲むシーンと同じような音をさせて飲む。
「ひぃー、生き返ったぜ。戦闘能力1万5000ときったあ!!」
「やりまっせえ、男ヒロ、今やらずして、いつやるんだあ!!」
「その前にトイレ行こ」
「何やねん、トイレかいな」
友達がいないというのは寂しいことなのだ。
トイレから出てきてでかい声でこう言った。
「大統領、お前帰ってんの?」
で、突然ドアを開ける。
「これ、お前に、今お前が一番必要な物だ」
「なんですか、これ」
「あけりゃあいいだろ」
僕たちのやり取りを聞きつけて、スタッフも部屋から出てきた。
箱の中身は、鏡だった。
「あっ、いいねえ、ヒロさん、わかってるね。うん、とてもいいよ」
スタッフの言葉にご機嫌なヒロさん。
「だろ、毎日使えよ」
そう言い残して、ちょっとぶらぶらしてくるはと外に行ってしまった。
「自分の内面を写し出せということなのかな」
「違うよ、身だしなみを整えなさいということだよ」
「あなたが再起動するって聞いたから、まずは外面を変えてみようよというメッセージだよ。」
スタッフたちが本当に喜んでいた。
ヒロさんが的を得たプレゼントを僕にプレゼントしたから。
再起動するにあたってやるべきこと。
身だしなみをちゃんとしろ(by ヒロ)
泣きそうになった,僕がいた。
1時間後。
「良い忘れたわ、鏡代千円お前のお小遣いから引いてもらうから」
泣かないで良かった僕がいる。
やっぱ関西弁の方が僕らしいんやね。
なんか読み返してみると僕じゃないみたいなんよ。
でも、関西弁を使わなくてすむようにしないとね。
じゃあ、また。
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