発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

程度の悪いアスペな俺 勉強遅れてもOK やる気があれば追いつける ヒロ

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 望みはある !!  俺にでもあったんだから君にもあるさ

 

 

 

「勉強が遅れてもいいんですよ、やる気になれば追いつけますから。無理せずに見守るという勇気が親には必要な時がありますから焦らなくても必ず良くなりますよ。」

 

〈ある医師の言葉〉

 

 

 

俺は22才で高校を卒業した。

そんな年で高校に進もうと思う人は多くはないだろうな。

どうして4年間も遅れても高校に進もうと思ったのか。

 

 

「死んでも勉強なんかするものか」

「学校なんかいくものか」

そう思っていた。

 

 

しかし、働いては見たいと思った。

お金が欲しかったからだ。

お金稼いでゲームやフィギャアが欲しかったんだ。

 

 

だから支援を受けていたサポートセンター名古屋のスタッフからアルバイトに挑戦してみようと勧められた時、やってみるかと重い腰を上げたんだ。

アルバイト情報誌を見て探している時、既に俺の頭の中では給与計算がおこなわれていた。

 

 

1時間800円で6時間働いたら4800円×5日×4週は9万6000円!!

まずはゲームを3本購入して、モー娘。のCD買って、ファミレスで腹一杯食って、

のこったお金でドラゴンボールのフィギュアを買う。

 

 

すごくうれしかった事を思い出す。

スタッフからのアドバイスでマクドナルド等のファーストフード系はやめて、「学歴不等」と書いてある所を選びなさいと言われた。

俺は中卒だから。

 

 

アルバイト先への電話のかけたかを教えてもらい、サポートセンター内にある電話を利用して、スタッフがアルバイト先の従業員に扮して模擬練習をおこなった。

 

 

この練習だけで一週間も費やしてしまった。

俺の言い方が良くないとの事。

早口はダメ、このスピードで言いなさいとスタッフが見本を示してくれた。

 

 

俺の会話を録音したものも聞かされもした。

とうとう、イライラして、受話器を力任せに振り下ろしたら受話器がかけた。

直にスタッフから違う部屋に連れて行かれ、静かに時を過ごさせられた。

 

 

アルバイトの面接にこぎつけるまでにこんなに大変なのか!!

でも、ゲームやり放題!!モー娘。のコンサートも行こうかなと思ったら、なんとかスタッフからOKが出るまでやり通せた。

 

 

細かな事は省きます。

100社受けて受かったの3社。

必ず聞かれる事、どうして高校に行かなかったの。

 

 

どうして高校に行かなかったの?

どうして高校に行かなかったの?

どうして高校に行かなかったの?

 

 

俺も馬鹿じゃない。

あまりに同じ質問をされるので、俺は考えたんだ。

「父親は障碍者で失業中、母親も寝た切りで、おれが働かないといけないんです。」

 

 

「それだったらアルバイトなんかに申し込まずに正社員になりなさい!!」

「でも、なんで土日は休み希望って書いてあるの?」

「人間には休みが必要だからです」と答えたバカな俺がいた。

 

 

本当はコンサートや新作ゲームの売り出しは週末が多いから、働くわけにはいかなかったんだ。

半年間のアルバイト探しで俺が学んだ現実。

中卒者に生きる道はほぼない。

 

 

 

でも、俺は学校には行くことができないとやはり感じていた。

勉強がまったくできないから。

そんなときにスタッフから自動車免許を取ろうと言われて取った。

 

 

自動車免許取得だけでも3日間分ぐらいの記事が書ける。

まあ、「取れた」ということで。

 

 

俺、取ったばかりの免許証を誰彼かまわず見せていた事を思い出します。

本当にうれしかった。

ほかのみんなができる事をおれもできたその事がとてもうれしかった。

 

 

その次に、「ホームヘルパー2級」の資格を取ろうとスタッフに言われた。

「死んでも学校なんかいくもんか」

「死んでも勉強なんかするものか」

 

 

そう言い張っていた俺だったが、わかりましたとすんなりと言った。

今から思い返せば、自動車免許証をとれた事でとても大きな自信になっていたんだ。

ホームヘルパー2級は自動車免許証くらい簡単だよ」と言われた事が決め手だ。

 

 

で、これもまたですね、ほんと信じられない事が起こったんですよ。

確か、昔の記事で書いたんですけれどね。

また、丁寧に書き直してみます。

 

 

で、「ホームヘルパー2級」も取れたらもっとうれしかったんですよ。

ほんとうれしかったな。

このときに青木さんが色々な所(不登校の子どもをもつ親の会等)にお願いして話をさせてもらったんです。

 

 

いく先々でお会いした方にホームヘルパー証書?をお見せしました。

 

 

どこへ行ってもほめてもらいましたよ。

今考えたらたいした事ないんですけれどね。

たくさんの人たちからの承認をもらって、なんか「おれってバカじゃねえよ」ってちょと思うようになってきたんですよ。

 

 

そしたら、今度はボランティアをする為に、フィリピンに行くというじゃありませんか

俺は激しく抵抗したんだ。

アメリカとかならいくけど、汚くて貧しい国には行きたくなかったから。

 

 

でも、裏取引でフィリピン行き決定!!

ボランティアだけじゃなくて、英会話学校も2日間だけ行きました。

英会話学校にいく前に簡単な英語での挨拶をサポートセンター名古屋のスタッフからくどいほど練習させられたんだ。

 

 

で、英会話学校当日、俺の担当する先生とあったときにスタッフと練習した英語を言ったんだ。

 

 

「エクセレント!!」

「ワンダフル!!」

そして、強烈なハグ。

 

 

俺の頭をなでなでなで・・・・

「素晴らしいわ、あなたの英語、どこで勉強したのかしら」担当の先生が言った言葉をスタッフに訳してもらった。

 

 

 

で、俺の英会話勉強がスタートする。

オール1だった英語。

This is  a pen からのやり直し

 

 

 

今、外国の大学3年生。

授業は全部英語しかも恐ろしく早い。

 

 

ここまで読んで頂ければわかっていただけたと思います。

すべて、「サポートセンター名古屋」の描いたシナリオです。

 

 

仕組まれたシナリオとは知らずにシナリオ通りに演じたのが俺です。

 

以上。

 

 

 

「勉強が遅れてもいいんですよ、やる気になれば追いつけますから無理せずに見守るという勇気が親には必要な時がありますから焦らなくても必ず良くなりますよ。」

 

 

 

〈ある医師の言葉〉

 

 

 

長ーい目で見守ってくれた親父に感謝したいです。

「ありがとうごさいました」

 

 

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