発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

程度の悪いアスペな男の変わりようについて インタビュー 大統領

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         みなさんまた合う日まで

 

 

 

 

ヒロさんは変わった。

この3年程度のことしか知らない僕もその変化には驚いているんよ。

 

 

 

だから、随分昔のヒロさんの事を知る人たちは、今のヒロさんを見てびっくりするだろうと思うんよ。

なんでも、ヒロさんの中学時代の担任の先生は毎年欠かさず、ヒロさんに年賀状を送ってみえるとか。

 

 

 

その文面は、中学時代に何もしてあげられなくてもうしわけなく思っているとの事。

しかし、ヒロさんによれば、先生を悪く思った事はないんだって。

 

 

 

他の生徒が頑張っているのに、自分が頑張れなかっただけで、先生のせいじゃないって思っていると話してくれたんよ。

 

 

 

じゃあ担任の先生に早く年賀状の返信を書いてあげればいいのにって言ったら、今の俺は中途半端だから、学校の先生に採用された後に手紙を書くらしいんよ。

 

 

 

先生をびっくりさせたいって!!

 

 

 

はあ、そういうことなんか。

 

 

で、サポートセンター名古屋のスタッフに聞いたんよ。

ヒロさんがこんなに変わるって最初から思っていたのかって?

スタッフの答えは「予想外」との事でした。

 

 

 

あの、青木さんですら、ここまで変わるとは思っていたなかったとの事。

 

 

 

高校はなんとか励ましながら卒業させたい。

それが一番大きな目標で難所だと思ったんだって。

 

 

 

卒業が簡単な通信制高校に進ませようとも思ったけれど、人と関わる練習ができるのが唯一高校だけだと思ったスタッフは、通信制高校を選ばなかったんよ。

 

 

 

で、あえてヒロさんに取っては大変な選択をさせたわけなんだけれども、その事が大正解で、大きく変わったヒロさんのきっかけになったとの事らしいです。

 

 

 

その後は目に見えて変わって行くヒロさんの姿に、ヒロさん以上に周りで支援するスタッフの方が驚いているんよね。

 

 

 

スタッフによれば支援している青少年によって、目標は違うし、その回復の進度も全く違うとの事。

最初の支援目標から下げたり、上げたり、支援をして行く中で、その人の状況にあわせて行く事が大切なんだって。

 

 

 

フィリピンに来るまでは、ヒロさん自身の支援の目標をスタッフは下げ続けて行ったけれど、フィリピンに来て、その新しい環境がとてもヒロさんにあっている事がわかり、逆に目標を上げていったんだって。

 

 

 

他にヒロさんが大きく変わったきっかけは何?

 

 

 

家族から拒絶されて、帰る所がどこにもなくなった事。

その事で、否が応でも、このフィリピンで生き抜いて行くしかないと腹をくくった事。

 

 

 

それと、9年近くの支援の中で、サポートセンター名古屋のスタッフたちと代表の青木さんが自分に取って、実の家族以上に理解し受け止めてくれた存在だという事がわかり、とても居心地が良かったということ。

 

 

 

その他にも大小取り混ぜていろいろな要素が混ざりあって、今のヒロさんの状況がある。

私たちの支援だけでこんなにも変わったという事ではなくて、いろいろな事が、重なりあった結果だよ。

 

 

最後に、ヒロさんの支援から学んだ事は何ですか?

 

 

 

支援をあきらめなければその人は必ず成長して行くという事。

目でみえる外側の事だけで、その人の事を判断せずに、より多くの視点でその人をみなければいけないということ。

 

 

オートクチュール」っていって、オーダーメイドでその人にあった最高の服を仕立てる制度があるんだけれども、一人の人の服を作るときに採寸箇所が200カ所にも及ぶんだって。

 

 

 

そうして初めて、その人にピッタリ合った服が出来上がるんだよ。

私たちも支援する人たち一人一人にピッタリ合ったオーダーメイドの支援をして行きたいと思っています。

 

 

 

はあ、今日はサポートセンター名古屋のスタッフとのインタビューでした。

途中から、混乱してしまいました。

 

 

 

 

僕がわかった事は人の話を一度聞いて理解する事が本当に苦手なんだということでした。

 

 

 はあ、疲れた。

 

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