発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

程度の悪いアスペな俺 青木さんが大学の先生たちにごあいさつ ヒロ

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   とんかつ弁当出来上がり どうですかこの出来上がり !!

 

 

 

 

青木さんがわざわざ、俺の住む町まで飛行機を乗り継いで来てくれることになった。

お世話になった俺の大学の先生方にご挨拶をしたいとの事だ。

最終便で到着したのは日にちをまたいだ午前1時。

 

 

 

何度も青木さんの携帯に電話をした。

「お疲れさまです。大変でしたね。今日はどうぞホテルにチエックインして早めに休んでください」

俺は気を利かして言ったつもりだが青木さんは「あっあ」という感じて笑った。

 

 

 

 

「また、なんか俺変な事言いました?」

俺にはわかるんだ、場違いな事をいったんだろうってこと。

後で、寝ているスタッフを起こして聞いたんだ。

 

 

 

スタッフの言った事はわかったが。

俺には難しいと感じた。

「この事は今のヒロさんには難しいのでわからなくてもいいよ」と言ってくれた。

 

 

 

「じゃあ何か、俺は黙っておけばいいという事なのか」

「そう言う場合には、ありがとうございます」と言いなさい。

スタッフが言った。

「ありがとうござまいす」は便利な言葉だから。

 

 

 

なんかいい加減にあしらわれた感じがする。

まあ、いいや。

 

 

 

んで、翌朝、青木さんの宿泊するホテルにおれは朝食を食べに向かった。

ここのホテルの朝食は絶品とまでは行かなくても、フィリピンの中ではまともなホテルの朝食だ。

 

 

 

青木さんから聞かれた。

「何時に大学に行けばいいかな」

4時には先生方職員室におられます。

 

 

 

「もう一度確認するけれど、XX関係の先生が3名、OO関係の先生が1名で間違いなかったよね」

「違いますよ!!XX関係の先生は2名、OO関係の先生が2名です」

 

 

 

「あっあ、そうか」

この時青木さんの顔が一瞬曇ったんだ。

俺は見逃さない。

 

 

「おれ、またまたしでかしましたか」

「いや、大丈夫」

「大丈夫、じゃないじゃないですか。」

 

 

「XX先生と書かれたのが3つの袋、OO先生が1つしかないじゃないですか」

「俺、また間違った事を言ってしまったんだ」

「最悪人間、死んでしまえ!!」

 

 

「はあ、もう最悪だ」

「なんでこうなるんだろう」

「すみません、ほとんすみません」

 

 

 

「高かったでしょ、これ。次回にまわす事はできませんよね」

「ミスした分は俺が責任をもって食べますんで、心配しないでください」

 

 

 

青木さんの顔がますます曇って行ったのを俺は見逃さなかった。

「あっあ、もうだめだ!!バカは黙ってろですよね」

「こんなんじゃあ、就職なんて絶対無理だ」

 

 

 

「どうせ俺は程度の悪い・・・」

そう口に言いかけて俺は言うのをやめた。

それはいってはいけない事なんだ。

 

 

「今後、気おつけます。ごめんなさい」

俺は青木さんにそう言った。

そういった俺に、自分で進化を感じた。

 

 

 

「青木さん、俺が間違った事を伝えてしまいました」

「あのときはまだ気が少し動転していて、青木さんの聞かれた事にゆっくり考えもせずに

頭にあった事をそのま言ってしまいました」

 

 

「ほくがしなければいけないのは、先生の人数をメールに書いて送る事ですよね」

 

 

 

「うーん、すごいな。」

「うーん。」

と言ったきり、青木さんは腕組みをして目を閉じた。

 

 

 

「どうしちゃったんですか?」

 

 

「どうせ、俺は程度の悪いアスペな男だからな、そんな奴は死ぬしかないんだ」

「この世の中で、俺を必要としている人間なんてだれもいないんだ」

「死ね、バカは死ね。死ぬんだ!!」

 

 

そう言って君は次に壁に頭を打ち付ける。

そして、手加減できなくて、脳しんとうを起こして横たわる。

 

 

大体こういうパターンだもんな。

 

 

「やめてくださいよ、おちょくるのは」

「それは昔々の物語です」

さっきのどまででかかった事は内緒にした。

 

 

「程度の悪いアスペな俺でも成長すると言ったのは青木さんでしょ」

「俺は昔の俺とは違うんですよ」

 

 

しかし、このあと、もっと大きな失敗をしでかしてしまう・・・

やっぱり「程度の悪いアスペな俺なんだ」

 

 

はあ、もう大変!!

 

 

 

 

 

「そう言いたいのはわたしたち」BYスタッフ一同

 

 

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