発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

子どもの事を知らないおかあさんの話 ヒロ

 

      

 

 

俺たち程度の悪いアスペな人たちがお世話になっている姉御がいるんだ。

その人は発達障害の子どもを授かり、どうしたらいいのか途方に暮れているようなお母さんたちと一緒に悩み、歩み続けている姿勢のブログを運営している。

 

 

臨床心理士というちゃんとした資格。

この資格を取るには大変な勉強が必要だと聞いたことがある。

臨床心理士でもそれぞれ得意分野があるはずだが、発達障害のクリニックに勤務されておられる。

 

 

 

まあ、そういう臨床心理士の方は他にもいらっしゃるんじゃないかと思いますが。

ここからが、さらにすごい事だ。

発達障害のお子さんを授かっている。

 

 

そして、ご自分も弱さを持っておられる。

もっともすごいのがご兄弟にも長期ひきこもりの方が見える。

機能不全のご家庭で育った(すんません、間違った使い方したら訂正お願いします)。

 

 

ザ・サバイバーだ。

 

 

俺も大統領も青木さんも他にもサポートセンター名古屋にはサバイバーたちがいる。

サバイバーは大事な存在なんだ。

サバイバーだからこそ発信できる情報がある。

 

 

それは「許しているということ」

色々な問題があった家庭で育ち、そのことで精神的な病気になったり、又は非行に走ったり、ひきこもりになったりしても、最終的には「受けいれ、許す」ということ。

それを俺たちサバイバーは発信して行く。

 

あっ、これ青木さんが言った事そのまま書き写しましたんで、あしからず。

 

 

その方のブログが1位にいるという事が俺は正直うれしいんだ。

でも、常連の1位の方は違うカテゴリーに移動されたんですよね。

あの人のブログも見たんですが、絵もうまいし、写真も良かったですな。

 

 

すごい情熱の人でした。

色々と勉強になりましたよ、僕ももっと精進して行きますんでこれからもよろしくお願い申し上げまつります。

 

 

で、前置きが長くてすみません。

本題にはいりさせていただきます。

そんなひなママさんの3日前のブログ記事から。

 

 

グレーな卵、金の卵になあれ 「それ、うちの子できません」と言ってませんか

 

下記に抜粋します。

 

母親は他の誰よりも子どものことを知っています。


親は子どもに直接聞かなくても、
子どもの得意・不得意を知っているし、
場合によっては子ども自身よりも
親は子どものことを知っています。


 

あっ、あの話だ!!

って俺は思ったわけなんだ。

 

 

5年前サポートセンター名古屋に相談がありました。

本人が特定されないように情報を加工しております。

 

 

小学生6年生の男の子C君。

アスペルガーと診断されている。

運動機能が良くないとの事。

 

 

で、運動会の練習が始まった。

出し物はクラス全員の縄跳び。

C君以外は全員楽しそうにやっている。

 

 

C君も一生懸命参加するがみんなと歩調を合わせる事ができない。

度々の中断。

そして、あまりの白熱した状況に不安でその場にいられなくなる。

 

 

放課後にC君に残ってもらい、先生と同級生から特別に指導を受けるも、やはりタイミングがとれない。

「怖くて、その場にいたくない」と言い出す。

 

 

先生は父兄に連絡をして、その競技だけ見学にしたい旨を伝える。

ところがおかあさんがそれに待ったをかけたんだ。

クラスのみんなが参加する事に参加しないと、これからますます参加しないような癖が出る。

 

 

だから、強制的に参加させてほしい。

 

 

何度か話し合いがもたれた。

本人は参加したくない。

先生も集団縄跳びで恥をかかせて気持ちを下げさせたくない。

 

 

しかし、お母さんだけは参加させたい。

今参加しないと、中学、高校になっても参加できなくなる。

無理をしてでも参加させてほしい。

 

 

 

この事でお母さんと教師との関係がうまくいかなくなりました。

納得がいかないお母さんは、サポートセンター名古屋に相談に来ました。

ちょうど俺が居合わせたので、話し合いに参加しました。

 

 

で、俺は言いました。

「無理矢理やらせて、恥かいて、恥ずかしい思いしたら、学校に行けなくなりますよ。」

「運動機能が良くないならどんなに頑張っても仕方がない事もありますよ」

 

 

 

「そんなことより、得意な事をのばせさせてあげた方が良いんです!!」

その子は手品教室に通っていて手品がうまいんだ。

「それならば、その事をもっと伸ばしてあげれば良いじゃないですか」と青木さんがいったところで、話は終了。

 

 

 

1年くらい経ってサポートセンター名古屋にあのお母さんから電話があった。

結局参加させるのをやめさせたとのこと。

中学生になった彼は、担任の助けもあって、手品倶楽部を学校内でつくり、その講師役として活躍しているそうだ。

 

 

 

相変わらず、運動も勉強も苦手だけれど、大好きな手品倶楽部があるから学校を休まずに登校しているとの事だった。

 

 

 

残念だけれど、子どもの事を理解していないお母さんもいるということ。

こんな話は他にもあったよ。

けっして少なくはないんだ。

何をおいても俺の母親もそうじゃないですか。

 

 

そんなお母さんたちを責めても意味がない。

責めるんじゃなくて、手助けしてあげれば良いんだよ。

手助けがないお母さんは孤立する。

 

 

その事で新たな問題が家庭内に起こるんだ。

大切な事は、そんなおかあさんが簡単に「支援」にアクセスできる仕組みを作る事なんだと思う。

これは青木さんからの受け売りです。

 

 

俺はへそなんか曲げてはいないぞ。

昔の俺とは違うからな!!

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