いい加減自分の馬鹿さ加減にほとほとあきれかえっている。
壁に頭を叩き付けた。
普通は手加減すんだろ。
そのさじ加減ができないんで、俺は社会生活がうまくできないんだ。
結局2日間入院する事になりました。
退院後も一週間ほど立ち上がるとめまいがしていたんです。
一番偉い先生への謝罪も延期となってしまいました。
もちろん、真相なんか相手の先生には話せません。
考え過ぎて倒れてしまい入院という事にしておきました。
退院即、学校に謝罪のために再度赴きました。
ノックして、先生の控え室に入室したら、先生が優しい顔で、体調はどうですかと聞いてくださいました。
「あなたね、心労がかさなって倒れるくらいなら、どうしてあんな事をしてしまったの」
「でも、もう過去の事だから、いまさら言ってもしかたがないのよ」
「悪い知らせが1つと良い知らせが1つあなたにお伝えします」
「悪い知らせ?」
おれはそれこそ、血圧が上がり今にもひっくり返りそうな感じだった。
「退学決定ですか」
「大学からのヒロさんあての文章を読みます」
「○○××△△.....よって退学処分とします」
おれはその場にしゃがみ込んだ。
「しっかりしなさい」スタッフが俺に向かって言った。
もうだめだ。
俺は自分のした事を悔やんだ。
「ヒロさん、あなた宛のもう1枚の手紙を読みます」
「○○××△△.....よつて今年度の残りの期間を観察期間とします」
おれは大丈夫つていうことなのか。
「来年の3月末までが観察期間です。」
「それまで一生懸命勉強に励み、大学内の他の生徒と仲良くやっていきなさい」
「俺は大丈夫なんですか、いままで通り大学に通えるんですか」
「普通の生徒と同じようにして行けば特別な事をしなくても良いのよ」
「それができないのが俺だろう!!」と思わず叫ぶ所だった。
スタッフに肩を押されて、挨拶をしてから俺は退室した。
「結局退学してくれって言う事だろ。」
「落ち着いて聞いてね、あんな事をしたヒロさんを先生方は簡単には信じられないという事はわかるよね」
「だから、時間が欲しいという事なのよ」
「ヒロさんは今までのように笑顔で過ごせばそれで良いの」
「何も心配はいらないよ」
「私たちが考えた通りになったでしょ」
「あっー、なんかわからん、俺一人で帰るは」
俺は回れ右をして、家路に向かった。
とにかく疲れたんだ、頭もまだ痛いし。
早く横になりたかったんだ。
この話は2014年7月中旬の出来事です。
あれから二ヶ月になります。
俺は全授業皆勤賞
一番早く教室に行き、授業でわからない所をクラスメイトに徹底的に聞きまくっている。
新入生のお世話をしたり、大学の行事にも積極的に参加しています。
来年の3月末日、観察期間が終わるまで俺は気が抜けないんです。
俺は絶対に大学を卒業して、ちゃんとした仕事に就いて経済的自立をはかり、結婚して日本に帰るか、それかフィリピンに親を呼んで老後のお世話をするんだ。
その為にもこの観察期間を絶対に乗り越えるんだ!!
スタッフが言った。
「ヒロさんまた強くなったね」
そうなんだ、俺は3つの嵐に直面した。
1勉強
2大学での人間関係
3恋愛
どれも大変な荒れ模様で、巻き込まれた俺は危うく転覆しそうになった。
転覆しないように助けてくれたのはスタッフたちだ
3つの嵐を抜けた世界は、青空が広がる素敵な空間だった。
嵐を避けずに、嵐に立ち向かった。
もちろんズタズタに傷ついた。
しかし、そこから得たものはとてつもなく大きなものだった。
嵐を避けたら、俺はずーっと程度の悪いアスペな俺のままだったんだ。
良い経験がすべてという事がようやくわかってきた俺なんだ。
大学にも果敢に挑戦した事は素晴らしい事なんだ。
全身傷つきまくった俺は、今新しいステージに立つ事が許されているんだ。
これが、スーパサイヤ人 ヒロなんだ。
長々と俺のどうしょうもないブログにつき合っていただきありがとうございました。
今は、大学の構内を急ぎ足で駆け抜けている俺でございます。
大学は本当に楽しいです。
良い経験の場となっています。
ぜひ、お子さん方を大学に通わせてさしあけでください。
俺のような程度の悪いアスペな人間には一人で通い続ける事は困難です。
結果的には大学なんかいかない方が良かったという事になるかと思います。
ですから、支援してくれる人たちを捜す事が絶対条件だと思います。
ありがとうごさいました。
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