ドリアン好き嫌いがありますね、まあ一度食べてみてくださいよ
大学に復帰しました。
取得単位数を大幅に減らしての復帰です。
元かのには改めて手紙を書きました。
思いやりのある優しい内容の手紙をくれた事に、ありがとうとの言葉を添えて。
あの手紙に書かれてあったように、大学構内で俺を見かけた元かのは、笑顔で僕に近づいてきてくれて、手を差し出してくれたんです。
僕に手を差し出してくれた、意味がわからなくて、きょとんとしている僕の手を強引に握ってくれました。
あっあー、そうか、握手なのか
そう気づいて改めて、彼女の手を握り返しました。
「痛い!!」
程度の悪いアスペな俺は、握手の仕方も知らないんですよ。
つい、力を強く入れてしまったみたいです。
落ち込みました。
「ごめんなさい」と直に彼女に頭を下げました。
「ヒロ、頭を下げないで、みんな見ているよ!!おかしいって」
その言葉に直に反応して、キョロキョロ当たりを見回してしまう程度の悪いアスペな俺です。
「うふふふふふ」
彼女が笑う。
笑う彼女を見て、ほっとした俺です。
「これからは良い友達でいましょ」
「はっはっはっはは、すごい笑顔だねヒロ」
そう笑うと、直に彼女は俺の顔をカメラで撮ったんだ。
「ほら、ビッグスマイル!!」
「なんじゃこりゃあ??」
そこにはにやけた男の顔が画面一杯に映し出されていた。
「きめぇーーーー」
「はっはっはっはっはは」
彼女が笑った。
俺も笑った。
これが「青春なのか」俺は自分にそう問いかけた。
小・中といじめられ続けていた俺。
すべての人たちから、「無視」され続けてきた俺。
昔の俺の惨めな姿が一瞬脳裏をよぎった。
「うぉー」
腹の底から、今まで溜まっていたものを吐き出したい気持ちに駆られた。
「俺の青春これからや!!」
EVERYTHING`S GONNA BE ALRIGHT
ははっは、能天気な俺。
このあと、大変な事になるとも知らず。
そう「大学退学勧告処分」が待ち受けているのだった。
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