3つの嵐が来るとの事。
1、勉強の難しさ
2、大学の生徒や先生との関係
3、恋愛
俺がインターナショナルハイスクールを卒業できた事で、青木さんは、次のステップに俺を導いた。
それが、「恋愛」彼女をつくるというプログラム。
ある種、「就労」支援なんかよりもっともっと難しい支援だ。
だって、「恋愛」って相手の表情やシチュエーションで相手の心の奥底にある気持ちを探る作業だから。
そんなん、発達障害、特にアスペルガーな俺にはもっとも苦手な事だろ。
それを果敢に挑戦しようっていうんだから、おっさんはすごい事を決断したな。
後で聞いたら、今がそのタイミングって感じたらしい。
ふっふっふ、おっさん、あんたすごいよな。
まったくそのタイミングだったからな。
まあ、どういうプログラムかはいずれちゃんと書いてみます。
今から考えてみれば、この3つの嵐がうまく乗り越えることが、僕のような程度の悪いアスペな人たちに取ってのゴール何じゃないでしょうか。
3つの嵐で僕はずーっと悩んでいたんだから。
フィリピンの大学に入学する時点で、「頑張れば、そこそこ勉強の面ではついていけるな」と感じ始めていました。
それもインターナショナルハイスクールを卒業できたからです。
問題は、残る2つの嵐。
大学の先生は高校の先生とは雰囲気が違うなとは感じていました。
また、大学生は、高校生と違ってやはり大人びているとも感じていたんです。
恋愛に関しては、まったく何も想像できませんでしたよ。
青木さんたちが、「僕たちの指示に従ってください」とは言われたけれど・・・
正直生活全般に関して口うるさいほど干渉してきたから、ぶっ飛ばしてやりたいと思った。
「どうせ、彼女なんかできっこない、青木さん、無駄な事はやめましょうよ」
「他の支援している人たちへ時間をまわしてあげてください」
こんな減らず口をたたいていた俺でしたよ。
挙げ句には「もう嫌だ、俺は操り人形なのか?俺には意志が許されていないのか」
ハッハッハ、ぶっ飛ばしたいと思ったでしょ。
イライラさせる天才児!!
まあ、スタッフの皆様の我慢の成果はあっという間に出たんです。
ある女性が、こんな程度の悪い俺の事を好きだと言ってくれ挙げ句につきあってくださいと申し込んでくれたんですよ。
最初はまさか、そんな馬鹿な、これってドッキリと思いましたよ。
それが、本当なんだと日にちが過ぎるにつれて確信が持てましたからね。
でも、でもですよ。
僕には、「アニメ」という趣味というか生き甲斐があるんです。
「アニメ」と「彼女」とそのときにどっちか一つ取れと言われていれば、「アニメ」だったと思います。
そこら当たりで、彼女と僕のすれ違いが出てきたんです。
例えばデートしようとなったとき、「ごめんその日は用事があるんだ」と言います。
何の用事と聞かれたので、「アニメ同好会の集い。」と答えます。
その時点で???ですは。
しかも、彼女アニメ見ないし、むしろアニメなんてお子様の趣味だと思っているからね。
「はぁ?あんた、馬鹿じゃねえの」そんな風に思われたんだと思います。
僕に取ってはかけがえのない「アニメ」何ですが、彼女は理解できなかったんですよ。
その事も彼女とうまくいかなかった理由の一つですが、一番はコミニュケーションですよ。
青木さんたちから徹底的に、彼女と一緒のときの会話を想定して徹底的に練習したんです。
1年ぐらいの計画で会話の練習が考えられていたのですが、なんと入学二週間で彼女ができたので、練習が不十分だったんですよ。
だから、練習で教えられた通りにやっていた当初は、僕たちの会話も弾んでいて、彼女もきっと「素敵な男性と巡り会えたわ」と感動していたと思います。
ところが、すぐに会話貯金は底をついてしまい、会話がしどろもどろ、結果思考停止。
「体の調子が悪いの?」思考停止が続いた俺の様子を気遣ってくれた事を思い出します。
まさか、程度の悪いアスペルガーで、他人との会話はできませんなんて想像してもいなかったと思うんです。
確かに、サポートセンターで支援を受ける前は、見た目最悪でしたんで、会話も続かないのも当然とすぐに理解されたと思うんですが、見た目は普通になっていますからね。
一体全体なんなんだろうと狐に包まれたような感じでしたでしょうな。
ほんと、ごめんなさいね。
明日は、「そして、問題が怒ったです」
なんかこの漢字の使い方いいな。
誤字だけれどね。
下記バーナーのクリックにご協力をお願いします。
日本ブログ村に参加しています。