自分の性欲を俺は認められなかった。
同性に対して自分の性欲を向けようとした自分に驚き、否定した。
だから、俺はファンタジーの世界に逃げ込んだんだ。
長い時間かかったが、サポートセンターのスタッフのおかげで現実の成果に戻る事ができた。
ところが、現実世界に戻ったら戻ったで、問題発生なんだ。
現実世界に戻っても、自分に自信が持てないという事は変わりなかった。
おれは心から人間の女性を愛したかった。
でも、小、中と出会ったすべての女生徒から存在すら否定された俺に、人間の女性を好きになるという選択肢は残されていなかった。
これは、俺だけではない。
やはりサポートセンターで支援を受けていた連中に俺の話をしたところ、「俺もそうだ」という奴が数人いた。
毎日毎日、頭の中は人間の女性を好きになるにはどうしたらいいかを考えていた。
そんな事を考えるだけで、体が熱くなったりしていた。
でも実際、自信もない、どうやって話しかけていいのかさえもわからない。
絶望的だった。
そんな時に出会ったのが
「出会い系サイト」だった。
それは僕の欲しい物を、ドラえもんがポケットから出してくれたような物だった。
僕には出会い系サイトにはまるはっきりとした理由があったわけなんだ。
僕が自信がそこそこあったなら、「出会い系サイト」なんか必要なかったんだ。
「出会い系サイト」のシステム考えた人は天才だったと思っていた。
さて、このくそ野郎ヒロは段々と泥沼にはまっていくのです。
決して、逃れる事ができない、地獄の日々へようこそ!!
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