ごめんなさいね。
僕の頭では整理して、うまく文章にできないんよ。
これが僕の頭の限界なのか。
それでいらいらしてさ、スタッフに同意を求めたんよ。
「スローライフつて何やねん」ってね。
僕が一方的に話すもんだから、スタッフは黙って聞いてくれたよ。
ありがとね。
で、「「ひきこもっている人たちに新しい就労の価値観として、スローライフを提案する」」という考え方が気に入らないんだよね。」
「そうだよ。」
「頭きてさ、馬鹿野郎って一人で叫んだよ。」
「どこかの「「ひきこもりの人たちへの支援者」」がスローライフが良いって言っているの?」
「うーん、いいかな」
「僕のさ、頭の中にある事すべて言うからさ、黙って聞いていてね。」
「僕はさ、逃げ続けて来たんだよ。」
「きっと失敗するさ。」
「失敗したら、笑われるよ、そしてバカにされるよ。」
「それだけは絶対に嫌なんだ。」
「それで、挑戦しなかった。」
「戦わなかったんだ。」
「1日、1日と月日がたってさ、気づいたら同級生は遥か彼方さ」
「もう、同級生の後ろ姿も見えないんだ。」
「そのときの気持ち、わかる、言葉にできないんよ。」
「一人だけ残されたんだ。」
「「列車が発車するよ。この列車に乗らないと、次はないからね。どんな事をしても乗りなさい。」誰かにそう言ってほしかったんよ。」
「まさか、こんな地獄の苦しみを味わうなんてね。」
「想像なんかできなかったさ。」
「絶海の孤島に一人取り残された。」
「脱出不可能」
「気力もなくなるさ」
「もうさ、どうしようもない。」
「何すればいいの?」
「どうすればいいの?」
「どこに行けばいいの?」
「僕は大丈夫なの?」
「また、いつか再び笑う事ってできるの?」
「ねえ、誰か僕にわかるように優しく教えてよ。」
「教えてくれよ。」
「学校に行くか、働くかどっちらかにしなさい」
「はぁ?」
「おい、てめえ、なんだ、その言い方は、おい、わかってんのか、この野郎」
「お前だろ、こんなふうにしやがったのは、お前の責任だ」
「俺の時間を返せよ」
「なあ、頼むからさ、俺の時間を返してくれよ」
「返せっていってんだろうが、このくそじじい」
「もうだめだ、もうダメなんだ、すべてが終わった。」
「俺は生きていてはいけないんだ。死ぬしかないんだ」
「そうだよ、俺は死ぬしかないんだ」
「社会から、拒絶された男は生きていてはいけないんだよ」
僕は暴れたんよ。
机の上にあるものすべて手ではらった。
衣装ケースにけりを入れて壊した。
ベッドのマットレスを持ち上げて中に放り投げた。
疲れてその場にへたり込んだ。
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