発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

発達障害支援 徒歩6時間センターへ行く ヒロ

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サポートセンターに自分で行く決心をした。

金に釣られたのか?

認められたから、それに答えたいと思ったから。

 

「笑っていいとも」を見終えてから、自宅を出た。

通常1時間で行けるところを、センターに着いたらあたりは真暗になっていた。

センターの倉庫をのぞいていたら、スタッフの人間に見つかった。

「ヒロさんですか、こんにちは!!!

慌てて、俺は走って逃げた。

 

すぐに男のスタッフが全速力で追いかけて来た。

恐怖だった。

俺の肩をつかんだ時が、一撃お見舞いする時だ。

 

スタッフの男が俺に追いついた。

並走しながら、そいつは言った。

「どうしたんですか?

 

バカらしくなって、走るのをやめた。

「駅はどっち?

「あっちに徒歩10分で駅です。」

「僕が自宅まで送っていくから、倉庫に戻りましょうよ。」

 

「・・・・・・」

「今ね、ピザを買って来たんだけど、食べる人がいないので余って困っているの、助けてください!!

「腹すいてねえ。」心にもない事を言ってしまった。

 

「今倉庫には、僕とこの前自宅にお邪魔した、Aさんの二人しかいないよ。」

そう聞いて、急にピザを食べたくなった。

母親と喧嘩して、お互い無視していたので、1日何も食べていない。

 

電車は怖くて乗れないので、自宅からセンターまで6時間かけて歩いて来た。

足も痛くて仕方がなかった。

気づいたら、センターでピザを食べている俺がいた。

 

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