サポートセンターに自分で行く決心をした。
金に釣られたのか?
認められたから、それに答えたいと思ったから。
「笑っていいとも」を見終えてから、自宅を出た。
通常1時間で行けるところを、センターに着いたらあたりは真暗になっていた。
センターの倉庫をのぞいていたら、スタッフの人間に見つかった。
「ヒロさんですか、こんにちは!!!」
慌てて、俺は走って逃げた。
すぐに男のスタッフが全速力で追いかけて来た。
恐怖だった。
俺の肩をつかんだ時が、一撃お見舞いする時だ。
スタッフの男が俺に追いついた。
並走しながら、そいつは言った。
「どうしたんですか?」
バカらしくなって、走るのをやめた。
「駅はどっち?」
「あっちに徒歩10分で駅です。」
「僕が自宅まで送っていくから、倉庫に戻りましょうよ。」
「・・・・・・」
「今ね、ピザを買って来たんだけど、食べる人がいないので余って困っているの、助けてください!!」
「腹すいてねえ。」心にもない事を言ってしまった。
「今倉庫には、僕とこの前自宅にお邪魔した、Aさんの二人しかいないよ。」
そう聞いて、急にピザを食べたくなった。
母親と喧嘩して、お互い無視していたので、1日何も食べていない。
電車は怖くて乗れないので、自宅からセンターまで6時間かけて歩いて来た。
足も痛くて仕方がなかった。
気づいたら、センターでピザを食べている俺がいた。
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