着いたのはスーパーだった。
「今から1時間、このスーパーで商品出しをします。」
俺は、不安な気持ちがマックスになっていた。
皆がやっているという、アルバイトを俺もやる事ができる
心のどこかで、喜びも感じていた。
でも1時間後、深い絶望を感じる事になった。
「この商品をこの陳列棚に並べる。正面はこのマーク」
そんなふうに言われたと記憶している。
自分なりに一生懸命やった。
1時間たたないうちに、お役目ごめんとなった。
すぐに違う人が俺の仕事の残りをやった。
随分たってから、これはどのくらい仕事ができるかという調査だった事を教えてもらった。
きれいに商品を並べる事がどうも苦手だった。
自分で、こんな簡単なこともできないという事を理解した、1日だった。
家に帰って、イライラした気持ちから、壁に穴を開けちまった。
もうセンターには行かない。
これ以上、バカ扱いされるのはもうたくさんだ。
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