ひとりの医者の一言が、僕の怒りの導火線に火をつけました。
今まで、心の中でためていた憎しみが暴力という形になって出ました。
最初は、冷蔵庫を閉めるときに力一杯しめたり、車の乗り降りもそうです。
自分の身の回りの物を壊したり。
きっかけはいつも同じです。
母親の「学校に行くか、働くかどちらかにして欲しい」その事から始まります。
それも、朝から晩まで同じ事を聞かされたから、気が狂いそうでした。
僕の暴力が出ると、母親は父親の職場に電話をしますから、仕事になりません。
父親は色々と調べてくれて、僕を施設に預けました。
そこは、早寝早起きや労働を元に、青少年の健全化をはかるがモットーでした。
そこにいれられた事はとても悲しかったです。
結局僕を怠けていると言った医者と同じなんですよ。
そこを無言で抜け出しました。歩いて家にたどり着くのに7時間かかりました。
こんなことをして、絶対に許さない!!
怒りの矛先は両親に向けられていきました。
大きな声で怒鳴り合う声はご近所にも知れ渡りました。
警察が介入し、警察署に連行されて、説教される。
母に大けがをさせて入院させてしまったときには
なんて事をしてしまったのかと、そんな自分に嫌気がさしてしまいました。
でも素直になれないんですよ。
正直、「おかあさん、ごめん。」て謝りたいのに。
謝ってしまうと、なんだかやっぱり僕のなまけなのかって思われそうで。
同じ事の繰り返しの日々に家族も僕も疲れきっていました。
その間に父親は児童相談所に相談に行ったのです。
この事は僕の回復への大きな一歩となりました。
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