発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

30年間ひきこもったポケモンさん ヒロ

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こんな風に試着して選ぶのです。笑ってますね。56才です。

 

 

 

30年近くひきこもって今は50代。

東大さんも同じです。

 

 

 

で今話題にしている50代の人をポケモンさんとします。

なぜなら、ポケモンのイラストがついているバッグを持って自宅からサポートセンター名古屋の事務所まで通っていたから。

 

 

50代の男性がポケモンのイラストが描かれてあるバッグを満員電車に揺られる中で持ち歩いている姿。

信じられないですよね。

 

 

 

当然知的にハンデイがある人なんだろうなと周りは思いますよね。

 

 

しかも、お風呂に入っていないから臭います。

あまりにも臭いので(本人さんには承諾をえています。)いつもポケモンさんの周りは空間があったらしいです。

 

 

 

でも自分の臭いには長く気がつかなかった人です。

しかし、今の気候なら1日数回シャワーを浴びて、臭いを気にするようにまで変わったのです。

それだけではなく、香水もつけています。

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   これも選んでもらいました。56歳!!ただいま就活中と婚活中

 

 

そんな状態になるまで、どれだけうちのスタッフが努力したかですよ。

 

 

色々とお伝えしていく中で、自分がみんなよりどれだけ離されているかを知ります。

知りたくない現実ですが。

 

 

で、その現実を知った時、当事者には2つの反応があります。

 

1、否定して、聞く耳を持たず。そしてスタッフを攻撃するか、沈黙するか。

 

 

スタッフは俺を嫌っている。

俺をいじめる!!

はい、認知の歪みでございます。

 

 

2、素直にスタッフのアドバイスに耳を傾けて、変わろうとし始める。

 

 

 

まあ、みんなが2番だったらこんなに楽な支援はないですよ。

 

 

オイ、バカヒロてめえが言うか!!

ごめんなさい。

 

 

優しく遠回しにそれとなく気づいてもらうように言います。

少しずつ、核心に触れるように話を持っていきます。

そして、自己理解をしてもらう。

 

 

自分はとても臭い。

周りが迷惑をする。

だから、清潔に心掛けなければ。

 

 

「毎日お風呂に入って、綺麗にして、服を着替える。」

「これだけでも女性があなたを見ますよ。」

「嘘をつくな、この野郎!!」と俺はスタッフに過去に暴言を吐きました。

 

 

 

すぐには彼女はできなかったけれど、でも女性と話ができたんですよ。この俺が!!

「ゴミだ!!豚だ!!」と言われていた俺がですよ、みなさん。

 

 

これはとてもとても大きな出来事。

晴天の霹靂でございます。

 

 

「おおおおおおお、俺は清潔にするんだよ。」

あっというまに変わってしまった俺ですよ。

はい、ポケモンさんも同じみたいですな。

 

 

今は毎日服を変えています。

お母さんが買い与えた服は、アニメのイラストが描かれてあるものや、色的には茶色やグレー色の無地のものがほとんどでした。

 

 

お母さんにお話しして、昔の服は捨てて(実際はフィリピンへの古着として献品していただきました。)しまいました。

 

 

そうして、うちのスタッフが平日の午前中(午前中、しかも雨ならばゆったりと人の目を気にせずに選べます。)にポケモンさんをデパートにお連れして、かなりお高い服(ユニクロで十分だという人もいれば、デパート内のブランドのお店で買うのが普通という人もいます。人それそれぞれです。)を選んで購入しました。

 

 

 

どのお店でもスタッフが選んだ服を必ず、試着室で来てもらい、フアッションショーをするのです。

「回ってください!!後ろ向いてください。」

ポケモンさんは鏡で見てこの服をどう思いますか?」

 

 

だいたい最初は、「僕はもっと安いので良いです。」

「イトーヨーカー堂やイオンで良いですから。」と言います。

 

 

必ず言います。

無視して数名のスタッフが選びに選んだ服を購入します。

 

 

 

こんなことも支援なのです。

 

 

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どうか子どもの気持ちを理解してください。ヒロ

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 東大さんのご両親は理解ある人だったんですね。

 

 

 

30年間ひきこもっていた人が、もう一度やりなおしたいと思っている。

 

 

でもお母さんは、「毎日作業所に行けて、周りの皆さんと仲良くして貰えばそれで十分です。」

「今更、やり直すと言ってももう50歳ですからね。」

 

 

この言葉を聞いて俺は腹がたった。

はらわたが煮えくり返りそうになった。

 

 

ふざけるな。

50をすぎてももう一度なんとかやり直したいという当事者の気持ちをしってくださいよ。

ふざけるなよ。

 

 

ごめんなさい、目の前にある本を、床に叩きつけてしまいました。

大きな音に驚いて、スタッフさんが飛び出して来ました。

 

 

「どうしたの、ヒロさん。」

「かわいそうだっていうの、かわいそうだよ。」

 

 

「長い年月ずーっと家に閉じ篭もっていて、今なんとかしようと立ち上がろうとしているのに、なんで反対するんだ。」

「どれだけ不安や恐れを感じて生きてきたのか」

 

 

 

「30年だよ。30年間。」

「それなのに残りの人生は作業所で良いって。」

「かわいそうだよ。かわいそう。」

 

 

「本人の悲しみを知ってください。」

「頼むから。頼むよ。お願いだ。」

「助けてやってくださいよ。」

 

 

今ならまだ間に合うんだ、死ぬ間際に、「生まれてきてよかったな。」って感じてあの世に旅立てるんだ。

「なんで、お母さん、あんたが息子さんの将来を決めるんだ。」

 

 

「作業所?周りの皆さんと仲良く?」

「本人の希望じゃないだろう。」

「なんで押し付ける、親の考えを」

 

 

「どうかしてる。どうかしてるぜ。」

「本人さんがどんな思いでここまで来たか、そんな思い何もわかっちゃいねえんだ。」

 

 

「本人の一番身近にいる親のあなたが理解しないでどうするんですか。」

 

 

 

すみません。

1時間たって今落ち着きました。

 

 

汚い言葉の数々お許しください。

本当に悲しいです。

 

 

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30年ぶりに聞いた息子の声。 ヒロ

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元祖ひきこもり30年選手東大さん。朝から深夜まで勉強に追われています。 

 

 

30年ひきこもり続けたのは東大さんだけではないんだ。

 

 

まだいらっしゃるひきこもり30年組。

ある人がフィリピンで学校にいくという決断をしました。

 

 

 

昨年フィリピンに来ておられます。

そして様々なことにカルチャーショックを受けて帰国。

 

 

帰国してからの変わりように驚いているスタッフ達です。

今はサポートセンターの名古屋事務所で生活リズムを取り戻す訓練と社会常識を獲得する訓練をしています。

 

 

今年で支援4年目ですかね。

おいらは外国に居ましたんで、そこの様子は詳しくはわかりません。

 

 

最初の2年近くはほとんど変化らしい変化は見当たらなかったということです。

 

 

もちろんスタッフにしてみれば、30年近くひきこもっていた人が、毎朝電車に揺られて名古屋まで出てくるということ自体、大きな大きな変化だと捉えています。

 

 

しかしですね。

世の中の人たちは「そんなの当たり前です。」

「みんなそうしていますからね。」

 

 

と言うんだ。

そうだよ。

そうだ。

 

 

しかし、わからない人には何もわからない。

その人の悲しみも辛さもわかろうとしない人にはわからないんだ。

 

 

大きな変化は自宅から一歩踏み出して、電車に2時間乗って名古屋事務所にまで来ているとうこと。

 

 

でも最初の2年間は遅刻することが多かったし、来ても誰とも話さずにゆっくりゆっくり自分のペースで課題をこなしていた。

 

 

「ちょっとお茶しませんか。」

「おごりますから、僕と一緒に美味しいラーメンを食べに行きましょう。」

そんな誘いをかけてみても、ただ首を横に振るだけ。

 

 

スタッフの顔をみようともしない。

それでも雨が降っても、雪が待ってもその人は休まずに来続けた。

 

 

3年目に入り、違う課題に移った。

1人暮らしの高齢者のお手伝いをするという仕事に変わった。

 

 

スタッフと2人一組で、電車や地下鉄を乗り継いで高齢者宅に行って、買い物代行や病院の付き添いなどをした。

 

 

その人が一番気に入っていた仕事は、名古屋から遠く離れた場所での墓掃除や駐車場清掃だった。

 

 

時には時間が足りなくなることもあった。

そんな時はお昼を取らずに黙々と掃除をし続けた。

 

 

やるべき課題があると丁寧に責任をもってもくもくと仕事をこなすことができることがわかったスタッフ達。

だからより大きな駐車場や工場の清掃も請け負ってきた。

 

 

ある日、高齢者の方が持つ駐車場の掃除をしていた時、昼過ぎから雪になった。

3時頃になって、高齢者の大家さんが様子を見に来てくれた。

 

 

「雪がひどくなってきましたから、もうやめてください。」そう言って当日の日当と手作り出来立ての焼き芋と缶コーヒーを渡してくれた。

 

 

その晩遅く、青木さんの携帯にお母さんから電話があった。

「夕食の時に、突然息子が話し始めたんです。『今日の高齢者の人は一人暮らしで寂しいと言っていた。でも優しい人だった。」

 

 

「30年ぶりに息子の声を聞きました。突然のことに驚いて、どうしていいのかわからずに、わたしはお風呂の湯加減を見に席を立ってしまいました。」

 

 

その出来事があったあたりからその人は大きく変わっていった。

次に入った駐車場で焼き芋のお礼ということで、赤福餅を買ってそのおばあさんに渡したそうだ。

 

 

その人がフイリピンにやってくるんだ。

今ではスタッフ達と笑い声を交えながら会話ができるまでになっている。

 

 

信じられますか?

 

 

希望はあるんだ。!!

信じ続ける限り。

 

負けるな東大さん!!

おいら、応援していますから。

 

 

おまえ、自分のことを心配しろよな!!

はい、すみません。

 

 

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日本は素晴らしい国です。 ヒロ

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とても悲しい。

涙が出そう。

 

 

僕は程度の悪いアスペルガーな男。

28歳。

 

 

少し前までは、小、中と不登校

17歳で二桁の足し算や引き算ができなかった。

頼まれてお使いに行くとよく間違えることが多かった。

 

 

それだけだったら、まだ日本で生きていけたかもしれない。

だれも傷つけていないから。

 

 

でも周りの人たちが、俺を無視したり、バカにしたりし続けたので、俺の性格はひんまがっちまった。

そして、周りの人たちを傷つけ始めた。

 

 

そんなんだから、俺は日本にいられなくなった。

日本から強制退去を勧告されたんだ。

さもなくば刑務所行き。

 

 

流れ着いたのは日本から南へ3,000キロの島。

当時は車もほとんど走っていなくて、モールもないし、しよっちゅう停電していた。

 

 

そんなところで俺は7年間過ごしている。

このままここに居続けるつもりです。

仕方がないんです。

 

 

日本に帰っても生きていけないから。

そして、僕の家族が姿をくらましてしまったから。

(それは僕の責任なんです。)

僕にはもう帰る場所が日本にはないんです。

 

 

そんな僕でも日本は恋しい。

日本食の素晴らしさ。

ワンコイン500円で美味しいものがたくさん選べられる。

 

 

道路にゴミが落ちていない。

ATMが故障することはない。

役所に行けば1時間もあれば全ての用事が済んでしまう、日本。

 

 

日本は素晴らしい。

 

 

しかし、最近の国会議員の人たちの言動はとても悲しい。

政治とか宗教とかそういった話題は避けなさいと散々スタッフから言われています。

 

 

でも、書きたい。

今の日本の政治家といわれている人たち。

僕たち日本国民を代表して、日本を導いてくれる人たちがとても怖いんです。

 

 

あの人たちの発言を聞いていると、僕のような弱さを覚えている人たちは、いずれ邪魔者扱いされるような気がして怖いんです。

 

 

僕は日本の社会に役に立ちたいと思っています。

そして今も失敗しながらも、頑張ろうとしています。

 

 

僕なんかより、もっと大変な状況に置かれている人たちがいます。

そういった人たちにも希望を与えられるような日本であってほしいです。

 

 

どうか、弱さを覚えている人たちが笑顔で居られるような日本にしてください。

 

 

僕は僕で、甘えずに、一生懸命人の役に立てるような人になれるように頑張ります。

 

 

日本は素晴らしい国です。

今も。

そして、これからも。

 

 

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このブログを是非読んでください。子育てに悩む方へ。 ヒロ

 

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ここはフィリピンの南の果て。

もう少しで赤道に手が届く辺境地。

年中太陽さんが俺たちを攻撃しやがる。

 

 

昼さがり、暑さに負けた俺はぐたーとしていた。

隣ではスタッフがパソコンの画面を覗いている。

ふと、スタッフの方を見たら、スタッフが泣いているじゃないか。

 

 

 

「どうしたんですか?」

 

 

「いやあ」

なんか俺に泣いている姿を見られて、恥ずかしくなったみたいだ。

 

 

「俺でできることでしたら、何でも言ってくださいよ。」

「彼氏にふられたとか?」

「ハゲがこき使うんで、サポートセンターを辞めたいとか?」

 

 

 

「本当のことを言ってくださいよ!!」

 

 

ヒルマさん、またブログを書いてみえるよ。」

ヒルマさんの文章を読んでいたら泣けてきて、泣けてきて。」

 

 

「えっ。泣けた。」

「良い話なんですか。」

「うん。ヒロさんには伝えにくいんだけれど。」

 

 

俺はすぐにスタッフからパソコンを奪い取り、ヒルマさんのブログを読んだ。

 

 

「おおおおおお、相変わらず俺のブログを詳細に説明してくれているな。」

 

 

しかし、専門用語が多いんで、読んでいて途中で意味がわからなくなる俺です。

 

 

「で、どこで泣けたんですか。」

「伝えにくいな。」

「・・・・・・」

 

 

「あのね、ヒルマさんは私たちの働きをとてもとても理解してくれている人なの。」

 

 

「この働きに関心を持ってくれる人は世間では本当に少ないんだ。」

「そして、私たちの支援の意図を的確に理解してくれる人がいるかと考えたら、もつともっと少ないんだ。」

 

 

「だからね、私たちのやっていることを、こういうことでしょって丁寧に的確に説明してくれているヒルマさんの文章に優しさや思いやりを感じるんだ。」

 

 

「特に、ヒロさんのことを我が子のことのように丁寧に見続けていることに、私たちへの強いエールを感じるんだ。」

 

 

 

「そうなんですか。良かったですね。」

「この働きは孤立感が半端ねえですからね。」

「普通の人にはこの働きはできないでしょうね。」

 

 

「ありえない支援ですから。」

「スタッフは命をかけていますよね。」

「ありえねえ、ありえねえ。給料が良いわけなんかないのに。」

 

 

「そうだね。ありえない支援を私たちはやっているんだよね。」

「で、もう私にはできないな。って思うことがよくあるんだ。」

「そんな時はどうしているんですか。」

 

 

「先輩に話を聞いてもらったり、青木さんに報告したりして何とか保っているけれどね。」

「それにしても、すごい人なんだよ、ヒルマさんは。」

 

 

そういったスタッフはベテランな人だ。

その人がすごい人だっていうヒルマさんて・・・・・・。

 

 

俺はもう一度ヒルマさんのブログをスタッフの協力をえて読み直した。

 

 

そうしたら、確かに泣けたわ。

すごい人だと俺も改めて思いました。

このお母さんのお子さんはとても幸せだと思った。

 

 

ありがたい、ありがたい。

 

 

今後ともスタッフと俺とハゲを禿げまし続けてください。

 ありがとうございました。

 

 

下記にリンクを貼っておきますのでぜひ、ぜひ、お読みください。

ただ、内容がすこし難しいのです。

まあ、わからないのは俺だけかもしれませんが。

 

 

スタッフに言わせれば、下手な発達障害の本を読むより役に立つらしいですよ。

 

 リンクはこちらです。

     ↓ 

https://plus.google.com/+HilmaYAZAWA

 

 

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程度の悪いアスぺな俺、飲食店で見習いをします。 ヒロ

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過去、学校が長期の休みに俺が任せられた仕事は飲食店。

調理師として働いた。

もちろん調理師の特訓を徹底的にやらされた。

 

 

でも俺がつくる料理は唐揚げのみ。

唐揚げだけやれば良いと言われたんだ。

それは俺の特性にとってはとても良かったことなんだ。

 

 

 

店の営業時間は午前11時から2時までの前半。

お昼休みを挟んで、後半は午後5時から10時までの営業。

 

 

後半担当の俺の出勤時間は午後3時から11時まで。

俺は料理には関心があった。

そして、唐揚げだけ作ればよいと言われたからとても嬉しかった。

 

 

何をすればよいのかよくわかると俺は安心する。

何をすれば良いのかよくわからないと、不安になる。

不安な気持ちはやがて大きくなる。

 

 

大きくなった不安が俺を失敗への道へと導く。

 

 

だから、「唐揚げだけを考えればいいんだ。」はとてもわかりやすかった。

しかもその唐揚げだけを徹底的に2週間100回くらいやったんだ。

 

 

日本から調理師を呼び寄せて徹底的に教えてもらった。

またその調理師は俺たちのような発達障害の人たちに対しての理解がある人だったので俺は良い気持ちで練習を終えた。

 

 

それにとても励ましてくれたんだ。

「筋が良いね。」と言われたんだ。

「頑張れば腕利きの料理人になれるかもしれない。」

 

 

「1つのことを徹底的に極めなさい。」と我が師は俺に言葉を残して日本に旅立った。

 

 

そして、俺は見習いとして店にたつことになる。

店に立つ前に、家で店の様子再現して、スタッフがお客さんになって俺は練習させられた。

 

 

また、何度も何度も店の様子を見に行き、その場で色々とスタッフから指導を受けた。

そのくらいしないと程度の悪いアスペルガーな俺はやっていけないんだ。

 

 

頭の中で、いろいろな場面を想定した。

その時にどうすれば良いのかを何度もいや、何十回も反復練習させられた。

そうしてのぞんだ現場。

 

 

とても疲れた初日。

「本当にやっていけられるのか俺にはわからない。」

その日の日記にはそう書かれていた。

 

 

 

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程度の悪いアスぺな俺ができる仕事とは ヒロ

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スタッフから電話がかかってきた。

 

 

「◯◯さんに電話をかけ続けているんだけれど、電話に出ないんです。ヒロさんさっきまで一緒だったでしょ。◯◯さんは今どこにいるかわかりますか」

 

 

「10分ほど前に別れましたよ。」

「シャワーでもしているんじゃないですか。汗、めちゃくちゃかいてしましたから。」

 

 

「そうしたら、ヒロさん。◯◯さんに伝言してくれないかな。」

 

 

「自分でしたらどうですか。もう少ししたら、シャワーも終わると思いますよ。」

 

 

「私は今、△△さんの支援で学校に付き添っているので電話ができないんです。だから、ヒロさんは◯◯さんにつながるまで電話をし続けて、パスポートのコピーをスタッフの✖︎✖︎さんのメールアドレスにスキャンして送ってと伝えてください。」

 

 

「パスポートのコピーをあと30分以内で必要としているからね。」

 

 

「すみません、携帯のロードがないのでできません。」(フィリピンはプリペイド式の携帯電話がほとんどです。)

「ヒロさん、それではもう電話しなくて良いですよ。」

 

 

「誤解しないでください!!電話したくても、電話できないんです。」

「これにはわけがありまして、昨晩彼女と喧嘩してしまって、それで・・・・・・」

 

 

「ブッチ」

スタッフは俺との電話を切った。

 

 

五分もしないうちに、他のスタッフが俺の部屋のドアを叩いた。

「ヒロさんさっきスタッフからかかってきた電話の件で少し話をしましょう」

 

 

で、1時間ほどこってりとスタッフから指導を受けた。

そしてわかったこと。

 

 

 

職場において、携帯のロードがないので電話はできませんとは誰も言わないということ。

ロードを常に携帯に入れておくのはその人の責任なんだ。

 

 

ロードがないので電話できませんと上司に言ったら、「明日から会社にこなくて良いよ、」となる。

 

 

また、彼女と喧嘩をしたから、それで言い合いしたので、電話のロードを使い切ってしまったというのは、俺のバカげた理由なので、そんなことを上司に言ったら、「明日から会社にこなくて良いよ。」となる。

 

 

「大丈夫、大丈夫。」

「社会に出る前にいろんなことを覚えれば良いだけだから。」

「大丈夫」

 

 

おまじないのように口にした俺です。

 

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連続40日間銀行に行かされ、いろいろなことをさせられた。9年前

 

 

しかし、思うんですよ。

俺に向いている仕事とは?

俺がやりやすい仕事は、繰り返しの多い単純作業なんだろうな。

 

 

それしかないですよ。

ほんと。

 

 

で、次に用意してくれている仕事は、飲食の仕事なんですよ。

 

 

そのことについては明日、お話しします。

つまらない内容でしょうが、すみませんどうぞお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

 

 

 

そして、申し訳ないですが、下記にありますバーナーをクリックしてもらえないでしょうか。

 

 

 

読者の方から「50回クリックしておきました!!」という、ありがたいメールをいただきました。

涙がでるほど感動しました。

 

 

50回クリックして、手がしびれたりしていませんか。

本当にありがとうございます。

 

 

しかし、申しわけありません。

1回でも50回でも1回しかカウントされませんので、悪しからず。

 

 

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