発達障害な僕たちから2

発達障害と診断され、2次障害でひきこもった東大、青木、シンゴと50代男Aとスタッフ吉村が社会復帰目指す日常を綴りながら支援についても書いていきます。

「療育はいらない」って本当ですか? ヒロ

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暇だ。

 

 

卒業式まで学校の授業はない。

本当は語学を勉強しないといけないが、ちよっとだらーとさせて欲しいとスタッフに願ったんだ。

 

 

で、暇だけどお金がないから、まあ勉強を兼ねてインターネットで、「ひきこもり支援」とか「発達障害の2次障害支援」なんかの言葉で検索して、色々と情報を見て回った。

 

 

青木さんからは、インターネットで検索なんかしなくて良いと何度もきつく言われていた。

 

 

大学の授業についていくのに必死な時にはそれどころではなかったけれど、暇になった今は、その掟を破ってしまった。

 

 

 

まあ、おいらもサポートセンター名古屋の職員になるわけですから、最近の「発達障害支援業界」に目をやっても悪くはないと思ったんだけれど。

 

 

それは間違いだった。

青木さんの言うとおりにしておけば良かったんだ。

 

 

検索したら、それはそれは、信じられないくらいの異なった考え方がある。

 

 

それにしても、それにしても。

なんなんだ、この情報の洪水は!!

 

 

おいらは10年ほど前にサポートセンターの研修職員ということで「発達障害」の講演会や研修会に、東京、横浜、大阪へと青木さんと一緒に連れまわされた。

 

 

まあついていくと日当1,000円とかいう言葉に釣られて最初は行っていただけなんだが、そのうちに真面目に聞くことができるようになっていた。

 

 

なぜなら、講師の先生方はわかりやすく話をしているからだ。

 

 

普段から発達障害の人たちの支援をしている人の話は、やはりわかりやすいな。

俺でもわかる話が多かったから嬉しかった。

 

 

スタッフは言う。

「昔は発達障害の支援業界はのどかだったな。」って。

 

 

10年前のあの頃と今を比べると雲泥の差だ。

なんかめちゃくちゃ活気付いとるな。

 

 

中には、まずいだろ、そんな言いかたしてとか。

なんなんだこの考えは、理解できん。

ハァ?わけわからん。というのが見られますよ。

 

 

大変なことになっているな。

これじゃあ、うちの母親みたいな人たちは適切な情報にたどり着くことはできないな。

 

 

例えばこの本です。

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タイトルで、「はあ?」と思った人はいるでしょうね。

俺には療育は必要だった!!

この人のお子さんには療育は無理だったんじゃないですか。

 

 

スタッフに聞いたら、「療育、療育」と追い詰められ、疲れ切っているお母さんがいるんだそうですね。

「私は、こんなに頑張っているのに、目の前の子どもは変わらない。」って。

 

 

ちよっとまったあ!!

それは俺じゃないですか。

俺と母親の関係ですよ。

 

 

そんなお母さんは、思わず書店で手に取ってしまうのか。

そういうことなのか。

 

 

で、この本は何を言いたいのか?

俺には難しくて理解できんかったんだ。

 

 

スタッフに聞いたら、忙しくて誰も読んでいないって。

ハゲに聞いたら、「見出しを確認して、少し中身を読んでおしまいにした。」とのこと。

 

 

意味がわからん。

忙しいということなのか。

 

 

そうだ、そういう時には、あの人を呼ぼう!!

大きな声を出してみんなで呼ぼう!!

ひなママさんだ。

 

 

新しい生活に不安はありませんか? | ~金のたまご 発達相談~

 

 

そういえば、サポートセンター名古屋のライブラリーにひなママさんの書物が加わりました。

 

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これはなんと東大さんが読んだそうですよ。

近日中にそのレビューを載せてくださいよ。

 

 

うちももう直ぐ出すんでしょ書物

だったらみんなに協力してもらわないと。

 

 

この方もブログを書いてみえますよ。

 

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売れているそうですよ!!

おいらの頭では難しくてわからなかった。

 

 

でも、この人も発達障害で外国に留学したんだけれど、うまくいかなかったんだ。

 

 

いろいろな人がいるんだなと思った。

 

 

また明日。

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程度の悪いアスペルガーな俺の居場所 ヒロ

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あと10日でテニスは終了でこのあとは英会話とビサヤ語の猛特訓です。

 

 

あと1ヶ月で卒業です。

 

 

今は嬉しいというよりも寂しいというか不安な気持ちです。

大学に所属していたということが俺の精神安定剤のようなものだったから。

 

 

その所属が無くなってしまう。

 

 

もちろんサポートセンターで働くんだが、指導の毎日だろうな。

仕方がない、まだ俺は社会で受け入れられる状態ではないから。

 

 

おいらがフィリピンに来て今年で8年目になる。

あっという間の8年間だった。

スタッフにこの8年の採点をしてもらったんだ。

 

 

「満点だね。」

「なんか他にいうことはないんですか。」と聞いた俺。

「なにもない。」との返事。

 

 

青木さんにも聞いたんだ。

「ちよっとつかぬ事をお伺いしますが、俺の8年間は点数をつけると何点でしょうか?」

「満点だ。」という回答。

 

 

「いや、いや、程度の悪いアスペルガーの俺に満点を与えてしまうと、そのことで満足してしまい今後の成長は望めなくなるんじゃないですか」と俺は答えた。

 

 

「そんなことはないね。やればできるんだという感触は身についているから。」

 

 

「楽しみなんだ。これからヒロさんに何をさせようかと考えると、オラ、ワクワクしてきたぞ!!

(すみません、わかる人にはわかるということで。)

 

 

赤字は悟空の真似をしていたが全然似ていないことを本人に言うべきか少し悩んだが、ここは大人の対処で何もいわないでおいた。

 

 

そして小さく笑ってあげた。

社会人になると、コミニュケーションの潤滑油が必要だからな。

 

 

それにしてもこの寂しさはなんなんだ。

寂しい。

卒業式には感極まって泣いてしまいそうだ。

 

 

いや、いや。

そんな感傷な気分に浸っている場合じゃない。

 

 

やるかやらないか。

2つに1つ。

 

 

俺は結婚をして家族を持ちたい。

子どもと一緒に遊びたい。

その目標のためにひたすら頑張るのみ!!

 

 

やるぜ。

俺の頑張りが希望を失った人たちの再挑戦へのあとおしにもなるんだからな。

さあーて、ちょくら町に繰り出すか!!

 

 

また明日。

 

 

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東へ西へ 青木

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私たちはひきこもっている人たちの支援をしています。

支援している人の多くが発達障害の2次障害でひきこもっているのです。

 

 

小学校から、不登校の人や東京大学大学院を卒業した後にひきこもった人などそれぞれの状況は様々ですが、「自信がなくて人と関わるのが怖い。」ということは共通してあります。

 

 

「ひきこもっている子どもをなんとかしたい。」ご両親が子どもの為に動きます。

本人はひきこもっているのですから、本人が自ら動くことはできません。

 

 

「僕は自信がなくて、人と関わることが怖いんです。だからひきこもっています。同世代の人たちは随分先に進んでいて、いまさら僕にできることなんて何もないと思っています。」

 

 

「僕以外の人は僕の状況を理解できなくて、『甘えているだけだから、力ずくで家から追い出せばいいんだ。』って思っているはずだから、怖くて誰にも助けてと言えない。」

 

 

そんなふうに家族の人たちと会話があれば、何も心配はありません。

いま、すぐお近くの保健所やハローワーク、若者サポートステーションを訪ねてください。

 

 

良い助言や社会に戻れる支援に繋がれると思います。

 

 

 

でも、彼らは何も話してはくれません。

母親がどんなに親身になって話しかけても無言です。

 

 

「どうするつもりなの。もうすぐ30歳になるよ。このままではいけないよ。」

そんなこと、彼らはわかっています。

 

 

 

過ぎ行く日々の時間の中で、どこかで1日一度は自問自答するでしょう。

「このままではだめだ。どうするんだ。」と。

 

 

なんとかしたいと思いながらどうしようもできない。

こんな状況を変えてくれる人たちや支援なんかあるはずがない。

 

 

もう手遅れなんだ。

 

 

30年前の私はそう固く信じていました。

 

 

痛い思いをしないで死ぬ方法はないのか?

早く自分の存在を消し去りたい。

なんで生まれてきてしまったんだろう。

 

 

みんなから遠く離されてしまった自分。

階下の居間のテレビ音を小さくしてテレビを見ている家族。

家族の笑い声が小さくなった。

 

 

そんな家族の自分への気の使いようが、さらに自分を苦しめます。

 

 

3月になります。

卒業、進学、就職。

世の中が大きく動きます。

 

 

でも自分の時間はいつものように過ぎていく。

インターネット、ゲーム、エロ動画。

何も変わらない日常があるだけ。

 

 

「サポートセンター名古屋の青木です。3分ほどお時間よろしいですか?」

 

 

今日も私たちは東へ西へと希望を失った人たちの所へ行かさせていただいています。

 

 

どうかわたしたちの訪問が彼らの心に希望をお伝えすることができますように私たちを応援してください。

 

 

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大人の療育が必要なんだ。ヒロ

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    就学ビザがおりた時の喜びの瞬間です

 

 

いただいたメールを何度も読み返しました。

 

 

俺のことを批判されていることに関しては大丈夫です。

受け止められますよ。

 

 

少し悲しかったけれど、「そのおかあさんの気持ちを考えてみて。」とスタッフに言われて考えてみた俺です。

 

 

一番言いたいのは「俺には、療育は効果があった。」

「療育なくして今の俺はない。」

「何もしなかったなら、俺は今頃、確実に刑務所に入っていた。」

 

 

俺が、少しは社会に受け入れられるようになったのは、療育をしてもらったからだ。

 

 

俺の母親は、俺が他の子どもと大きく違っていたことに心を痛めたはずだ。

なんとかして、人並みにと思ったんだろうな。

そして、俺を変えるべく、俺に真向かった。

 

 

目的は良いとして、方法が間違っていた俺の母。

 

 

俺のやる気を出させるために怒鳴ったり、叩いたりした母。

間違えたら、正解するまで夕飯を食べさせてくれなかった母。

 

 

寒い中、下着一枚でベランダに俺を出して、「ごめんなさい。」と言うまで部屋の中にいれてくれなかった母。

 

 

結局、俺はそんな母を嫌い、だんだん憎んでいった。

そして、大怪我をさせてしまったんだ。

 

 

母親と離れ、自立への道を歩んでいる今になって、母親のその時の思いを考えることができている。

俺みたいな子どもを授かってしまった母の悲しみはどんなんだったんだろうかって。

 

 

でも理解ある人たちと出会い、10数年に渡って、毎日休みなく、大人の療育をしてもらったおかげで、俺はなんとか社会に受けいれられそうになっているんだ。

 

 

大変だよ。

年齢の割に出来ないことがあまりにも多くて。

16歳で、幼稚園児並みだったからね。

 

 

そこからの出発なんです。

やっても、やっても、出来ない。

 

 

だんだん、言われていることをやれないと、俺の未来はないということがわかってきたので、出来ないとつい、大声を出したり、物を壊したりした。

 

 

 

近隣の方から苦情が出て、サポートセンター名古屋の事務所が管理会社から立ち退きをめいじられた。

 

 

めちゃくちゃ。

何もかも。

 

 

でもあきらめなかったんだ。

俺もそしてスタッフたちも。

 

 

そして、大声を出したり、叩いたりしなかったスタッフたち。

俺と一緒に一歩ずつ歩んでくれたんだ。

彼らは特殊ですよ。

 

 

でも、もしお母さんが色々やったけど、ダメだと思ったら、違う人に子育ての一部を託すのもありなんですよ。

 

 

ちょうど今、ひなママさんという方が療育のことを書いています。

良かったら読んでください。

俺の頭には難しくてよくわからんけれど。

 

 

この人は、俺たちを励ましてくれた人なんです。

恩人と言うとオーバーだけど。

 

 

優しい人で、臨床心理士で病院で働いている人なので、信用できる人ではないかと思います。

 

ブログでペアトレ!③「とりあわない」という方法 | ~金のたまご 発達相談~

 

 

どうか、おかあさん「療育なんて意味がない。」って判断しないでくださいな。

 

 

これはお子さんに成り代わって、僕からのお願いです。

大丈夫ですよ。

子どもさんは変わりますから!!

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俺は本当に頑張ったんだ!!ヒロ

 

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   10数年前、16歳の時の俺。たった一人の修学旅行で沖縄にて。

 

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何をやってもダメ、ダメ、ダメ。障害者枠での就労に移行と考えていた頃

 

 

このブログを読んでくださる方からいろいろとメール、手紙、電話をいただきます。

 

 

最近いただいたメールの中に「ヒロさんに裏切られた。」という内容のメールがありました。

 

 

今日はそのメールについて書きたいです。

いただいた中から抜粋して書きます。

ご本人から、出してほしいとのご要望がありましたことを書き記します。

 

 

「ヒロさんは程度の悪いアスペルガーだと振舞っていただけで、本当は程度の良いアスペルガーなんです。みんなに偽りの希望を見せていただけです。本当にがっかりしました。」

 

 

「IQ70?そんな人が、どんなに頑張っても大学を卒業することなんかできません!!しかも海外の大学?短期間に英語なんて話せるわけがない。二桁の足し算、引き算程度ができなかった人が!?」

 

 

「私はあなたに騙された。私の息子はIQ65。小、中と不登校です。あなたと同じようにいじめられた。そしてひきこもり、今は家庭内暴力がひどくて大変です。」

 

 

 

「あなたのブログを読んでいて、応援してきました。それはあなたの頑張りが私の息子の頑張りにつながるように思ったからです。」

 

 

「でも、疲れました。もう限界です。」

「療育!!そんなもの私の息子には何も役にたたなかった。」

 

 

「まあ、子育てに失敗したバカな母親の愚痴だと思って聞いてもらえばそれでいいです。」

 

 

「ただ、大げさな書き方はやめてほしいです。私のように心から信じて希望を持ったお母さん方は多いとおもいます。」

 

 

 

ヒロです。

なんと言っていいのか・・・・・・。

スタッフにどう言う返事を書けばいいのかと聞きました。

 

 

「自分の感じるように書いてごらん。」とスタッフには言われました。

 

 

僕は、嘘はついていません。

「自分の状況をお袈裟に書いてきましたか?」と昔のおいらを知っているスタッフに聞きました。

 

 

「ほぼ、同じだね。いや、もっと悪かったと思うけど、セーブして書いているでしょ。」

その通りです。

 

 

不幸自慢のような書き方は嫌なおいらです。

でも、おいらの中学卒業後は大変だった。

 

 

障害者枠の就労でなんとか社会につながらないかとサポートセンター名古屋も考えていたんだから。

 

 

「警察にもお世話になりました。」俺はもっと正確に書きたいよ。

でもそれ以上は書かなくても良いとスタッフにセーブされているんだ。

 

 

何をどう書いても信じてもらえなさそうです。

そんなに大変なおいらが大学を卒業することが信じられないんですよね。

 

 

だって、僕は本当に頑張ったんです。

人の4倍勉強をしました。

毎日、毎日、7年間に渡って勉強し続けたんです。

 

 

それで、なんとか大学を卒業できるまでになったんです。

いや、最後の試験ではかなり優秀な結果だった。

だから思わず飛び上がったんです!!

 

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数ヶ月前の俺。左手に最後の試験結果を持っている。優秀な成績だった!!

 

 

また明日に続きます。

 

 

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「ぼっち」のつらさ まる

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大学に通っていたけれど、行けなくなった人たち。

 

 

そんな人たちの声を聞くと、共通していることがあります。

それは「ぼっち」の辛さです。

 

 

大学がはじまった当初は、大学構内に新入生が目立ちます。

昼食時にも学食でひとりで食べている人たちを多く目にするそうです。

 

 

しかし、ゴールデンウィーク明けには、その姿が極端に減ってきます。

 

 

 

学食で座って食べていたら、両サイドにグループが座り、賑やかに話し出した。

「早く、ここから逃げないと」とご飯を食べ残して、逃げ出した人もいました。

 

 

「あいつは、ひとりぼっちだ。誰からも相手にされない最低な人間。」そう思われているに違いないと思うと、不安が増して、怖くなる。

 

 

だれも、そんなふうに言ったわけでもないのに、勝手にそんな想像をしてしまうのです。

 

 

グループでたむろしている人たちの前を通り過ぎたら、背後で笑い声がした。

 

 

「みんな俺のことを笑っているんだ。」

「寝癖があるのか。おしっこがうまく切れなくて、ズボンの前が濡れている?鼻毛が出ているのか?」

 

 

慌ててトイレに駆け込んで鏡を見る。

「わからない。なんで俺のこと笑ったんだ。ふざけるな。あいつら叩き潰してやる。」

 

 

絶対に笑われたくないから、同世代に人気の服を探しにデパートの店内を回っていたら、店員のおばさんに声をかけられて、断ることができずに、気付いたら服を買っていた。

 

 

今から考えると、デパートの店員に、何て言って断ればいいのかわからなかったので、勧められるままに服を購入してしまったんだ。

 

 

高いお金を出して購入した服だけど、自宅に帰って落ち着いて眺めたら、へんな刺繍が大きく縫い付けてあり、着ていけないことがわかり、とても落ちこんだ。

 

 

 

服1着まともに買えない自分は、いかに自分がだめな人間なのか。

周りの連中と大きな差がついていることを自己認識した。

 

 

もう手遅れだ!!

死ぬしかないと決断した。

それ以降、家から外に出ることができなくなった人。

 

 

全ての人に言えます。

自信がないのです。

自分はだめな人間なんだと思い込んでいるのです。

 

 

そんな彼らにまず伝えることは、「大丈夫だよ。」ということです。

 

 

でも、そんなことを言っても、信じることなどできませんから、寄り添って一緒に活動しながら、彼らの問題を解決していくことしか支援の手立てはないのです。

 

 

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青木が大学に行けなくなった3つの理由 まる

 

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大学受験も後半に入ってきました。

いろいろな方から、相談を受けます。

 

 

それで、今回は高校で不登校気味だったお子さんの大学進学に関してのアドバイスをしたいと思います。

 

 

以下は、いずれも大学進学後に再び大学に行けなくなる不安を感じているご両親へのアドバイスです。

当団体代表の青木の経験をもとにお話しします。

 

 

1、一人での下宿は難しい。

 

特にゴミ出しと戸締りが大変でした。

他にも、洗濯、炊事、掃除、各種支払い(親の通帳からの引き落とし以外にも時々支払いが必要になります。)初めてのことで戸惑うことばかりでした。

 

 

わけがわかりませんでした。

 

 

2、履習届の作成が難しい。

青木は履修届けが作成できませんでした。

それ以前に入学式に怖くて行けませんでしたので、各種オリエンテーションに参加していませんし、また、履修届けの用紙も手に入れていませんでした。

 

 

大学は自分で動かないといけません。

それすら随分あとになって青木は理解したのです。

ですから、最初でつまづいてしまったのです。

 

 

3、授業の受け方がわからなかった。

それでも、青木は考えて学生課に助けを求め、手伝ってもらい、中途半端に履修届けを出しました。

 

 

(学生課では、「こんなのは、君だけだ!」とひどく怒られました。

授業はすでに始まっていましたが、なんとか受け付けてもらえました。)

 

 

後でわかったことですが、1年次に必修の科目を取っていませんでしたので、4年間で卒業することがてきないことが1年時にはっきりとしました。

 

 

そのことで、通学する気力が萎えてしまったそうです。

 

 

また、青木は不安がとても強く、人に挟まれるのがとても苦手です。

ですから席はいつも端でないとダメなのです。

 

 

また、前列ですと後ろから覗かれるという不安を感じますので、一番後ろの端でないと安心できません。

 

 

その席を確保するために、前の授業が終わったら、次の授業の教室に全速力で走っていくことが常だったそうです。

 

 

それでも間に合わずに、端の席が取れない時には、その授業をあきらめてしまいます。

 

 

 

ある時はせっかく良い席を取って授業の開始を待っていたのに、誰も来ません。

 

 

休講ということに気づいたのですが、教室にいたのは自分だけです。

わけがわかりません。

 

清掃のおばさんが来て、「この時間帯は授業ないよ。」と教えてくれたのです。

 

 

「どうしたら、それがわかりますか」

「毎日掲示板を見んとあかんわね。」と教えてくれたそうです。

 

 

これは青木が感じた大学生活での大変さのほんの一部です。

人によって、不安に感じることは様々です。

しかし、私たちは30年間の支援の中で、多くの青少年から、その大変さを教えてもらいました。

 

 

明日もまた続きを書いていきたいです。

 

 

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